今回はいつもの読書感想ブログとはちょっと趣旨を変えまして。
とっくの昔に1巻で終わってしまっている。でも続きが読みたい。出してほしい。
……そんな作品への熱意を伝えるべくスマホに打ち込みました。続きください&今でも大好きな作品ですという愛が爆発したものです。
分かってる、3,4年も前に発売したものの続きが今更出るなんて難しいって!!!!!!(泣)
でもどうしても読みたいし無理でもここに1人こんなにも続きを切望する人間がいるんだよってことを伝えたい。そして読んだことない人に興味を持ってもらいたい。読んでもらいたい。
そんな思いで書かせていただきます。ほぼ布教です。プレゼンです。なので重要なネタバレはないです。気楽に読んでもらえたらいいなぁと思います。
私が続刊を未だにあきらめ切れないでいるほど好きな3作品は以下の通りになります! 刊行順でお送りします↓
①『暴走令嬢の恋する騎士団生活』(夏野ちより)

ヒロイン変態度:★★★★★
登場キャラの平均ギャグ度:★★★★★
一応騎士としてもがんばってるよ!!!度:★★★★★
【あらすじ】
ぶっ飛び令嬢の、ときめき(?)男装ラブコメ登場!!
伯爵令嬢アシュリーは、憧れの騎士クライヴに人生を注ぐと決めていた。
だが、別の男との婚約が成立。
どうしてもクライヴを諦められないアシュリーは「彼の吐いた息が吸える距離まで近づきたい……」と輿入れまでの一年間、男装して騎士団に潜り込むことに!
「あなたのシャツを洗濯した水を、僕に飲ませてください!!」
「寄るな変態!」暴走令嬢の明日はどっちだ!?
この方の作品はデビュー作である『悪誉れの乙女と英雄葬の騎士』が初めてだったのですが。
そちらが「自分の誇りとは何なのか」を追求していくどちらかというと真面目なものだったのですが(しかしシリアスになり過ぎず楽しめるところはガッツリ楽しめる(`・ω・´))、こちらはまぁーーーーーギャグ・ギャグ・ギャグ。
こ、これぞビーズログ文庫……とゴクリと息を呑んだことは今でも覚えております。えぇ、そりゃあもう。
というかシンプルに笑い堪えながら読むのが大変過ぎたwwwwwwwwwwwwwwww
会社の休憩時間に読んでた私は大アホとしか言いようがない……いやほんとメインキャラからサブキャラからモブキャラに至るまで愉快過ぎるんよ……www また騎士団という男所帯なのでバカしかいない(真顔)。
男装女子が騎士団に入団!!! ……というみんな大好き要素なんですが、この乙女本当に変態に振り切っている……www
あらすじにもある通り「あなたのシャツを洗濯した水を、僕に飲ませてください!!」は最早名言以外の何物でもない(真顔)。
そしてヒーローのクライヴのツッコミが本当に容赦ないwwwwwwwww
そりゃそうですよね、クライヴからしたら初対面の男にいきなり変態発言されストーカーされている状況。容赦なく殴るし蹴る。ツッコミの内容もキレ味抜群。しかしアシュリーはあきらめないし挫けない。
クライヴには何か暗い過去があるようなんですが、続きが出ていないからアシュリー同様読者である私も分からないんだよなー……_:(´ཀ`」 ∠):
そのあたりが知りたい。アシュリーの変態行為とそれを容赦なく跳ね除けるクライヴの攻防戦をもっと見たい。1年という期限を終えたアシュリーがどうなるのか見たい。
……という思いを4年間悶々と抱え続けている私であります。
笑えるラブコメが見たい方には全力でオススメですよー!!
あと今表紙イラストちゃんと見てみたらパンツあるなwww
②『瑠璃花舞姫録 召しませ、舞姫様っ!』(くりたかのこ)

異種族恋愛度:★★★☆☆
モフモフ度:★★★★☆
変態覚醒度:★★★☆☆
【あらすじ】
落ちこぼれ少女と半妖青年。主従となった二人の中華ラブコメファンタジー!
偉大な龍神・瑠璃龍が守護する歳国。道官としては落ちこぼれだけど、剣舞の名手の少女・月英は、とある事情から半妖の青年道士・景将と主従契約を結び、彼に守護されることに。
「独りでは寝られませんか、ご主人様?」
美形で無駄に色気を振りまく景将は、下僕のはずなのに、どちらが主か分からないオレ様な言動で月英を振り回して――!? 下剋上中華ラブコメ!
みんな大好き主従モノ。そして人外×人のラブコメであります。ハイ最高。
こちら前作がございましてそちらの続編になります。前作『瑠璃龍守護録』シリーズがコレ↓

ヒロインイケメン度:★★★★★
ヒーローオトウフメンタル度:★★★★★
変態度:★★★★★
【あらすじ】(1巻内容)
俺様王子は、弱腰嫁に、絶対服従!?
立場逆転、言いなり中華ラブコメ!!
歳国の田舎に暮らす鈴花は、ある日突然、王子妃候補に選ばれた! しかも相手は、何人もの妃候補を追いだしたという”半仙”王子・黎鳴。貧しい家族のため、鈴花は震える声で彼に「お嫁さんにしてください!」と直球勝負!! あっさり拒否するかと思われた黎鳴だったが、なぜか「御心のままに」と鈴花の前にひざまずき……一体どういうこと!? 俺様王子と弱腰嫁、言いなり中華ラブコメ開始!
この作品は……そう……私に「変態とは何か」を教えてくれた作品でした……(郷愁の目)。
ギャグあり・人外などなどとの戦いアリ・拗れたすれ違いラブありという大変おいしい作品でした。こちら長編シリーズでスッキリ終わってます(`・ω・´)
その続編は前作主人公達の子ども世代のお話となっていて前作ファンとしてはたまらん仕様でした(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
前作でのギャグ・バトル・ラブも健在で面白く。『瑠璃龍守護録』を読んでなくても楽しく読めるんじゃないかなーと私は思っております(`・ω・´) 瑠璃花読んだ後に瑠璃龍読んでみても面白いのでは✨
前作はキリシマソウ先生が挿絵を担当されていましたが、今作は鳴海ゆき先生が担当。どっちのイラストも大好きなのでめちゃくちゃ眼福でしたー(。-_-。)
今回も「変態とは何か」を突き詰めていく話ではあるのですが(※そんなことはない)、ヒーローの景将がホント大好きで。
半妖である故の葛藤があってそれ故拗れているんですが(笑)、主人公の月英と出会って絆されてさらに拗れてく感じがたまらんです👍←
ニヤニヤできる恋が読みたい方にオススメです。ギャグ度も極めて高い(真顔)。人外×人のラブコメはいつの時代も良いものですなぁ(。-_-。)
あとモフモフは正義(`・ω・´)
③『平安とりかえ物語 居眠り姫と凶相の皇子』(山本風碧)

主人公爽快度:★★★★★
ありきたりじゃない!度:★★★★★
バレてる!?バレてない!?!?度:★★★★★
【あらすじ】
私が皇子専属の宿曜師に!? 男装姫君×腹黒皇子の平安ファンタジー!
星を見ることが好きなあまり、昼寝癖のある大納言家の姫君・小夜。
すると宿曜師・信明の提案で、病弱な彼の息子と入れ替わり、女人禁制の陰陽寮へ入寮することに!
「男」と偽るも、星が学べることを喜ぶ小夜だったが、ついお使い途中に寝てしまい……物の怪憑きと噂される第一皇子に拾われてしまう!
しかも専属の宿曜師になれと迫られて――!?
ハイ来ましたみんな大好き男装女子。何かそんなようなことさっきも言ったな。
わたくし平安時代が舞台の話がかなり苦手なのですが(陰気で大人しくてその癖ねちっこい敵のやり口に生理的嫌悪を覚えがち)、この話はめちゃくちゃ楽しめました。平安時代への苦手意識がふっ飛ぶくらいに。
平安時代の特殊役職というと「陰陽師」がパッと思い浮かぶのですが、この作品は「宿曜師(すくようし)」のお話。
「人の生まれた日時と照らし合わせることで、運命を占う」と作品内で紹介されています。つまりは占星術。星占い。
そこが1つ面白い点ではあるんですが、それ以上に主人公の小夜がとにかく魅力的。
先程平安時代は陰気で大人しい感じが嫌と書いたんですが、それを吹き飛ばすくらい小夜が明るくて飾らなくて星が純粋に大好きでかわいい。ホント嫌味のないいい子。
それと小夜の宿曜のやり方がとっても素敵なんですよねー。そのあたりの描写が読んでて本当にワクワクしました。ただの星占いでは済まない神秘的な小夜の視点は是非読んで確かめてほしい。
そしてそしての男装女子のおいしい要素のひとつ「バレてる⁉︎ バレてない⁉︎⁉︎」問題。
『平安とりかえ物語』の場合本っっっっっ当に分からないんですよねーwww 皇子が素なのか計算なのかを見極めてみてくれ。このじれじれ恋愛、本当にたまんないから👍
この2人の今後の恋模様が知りたくて未だに続きを待っている自分がいるんだよなー……!!!
ラストがほんとにたまりません(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
あと師弟関係が変わってて面白いのでそのあたりもチェックしてほしい(笑)
私は結構好きでした( ̄▽ ̄)
……というワケで3作品、勝手に紹介させていただきました。
この3作品の共通点を自分なりに考えてみたのですが、まぁ「主人公がやりたいことをやっている」ことかなと。
だから困難にぶつかっても前向きに取り組むし、すごく友達になりたいなって思わせるまずもって人間としてかわいい子達だと思います。
……ので、是非この3人のことを知ってほしい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ どれも笑える要素がありますのでそのあたりも楽しみつつ(笑)
こういった続きを出す出さないという問題は、読者でしかない自分には分からないいろいろと複雑な事情が絡んでいるのかなと思います。
それについてとやかく言うつもりはない。だって知らんのだから!!!www
ただ言いたいことは本当にこれに尽きると思います。
こんなに面白い本を作ってくださりありがとうございました!!!!!!
作者さんにも出版社さんにも、その他本の刊行に携わるすべての方にお伝えしたい。
その上で、続きが出ないことは悲しいけれどそれだけこの本が好きだったんだよということでひとつ。
実は今後出るんだったらうれしいし、出ないなら出ないでそれでも私にとって大好きな作品であることには変わりありません。
本当に、ただ「好きだー‼︎」と叫びたくて書いたようなもんですwww
そしてそして、既にこれらの作品を読んでいる方が楽しめるプレゼン、そして読んでいない方が知らないなりに楽しめるプレゼンになってるといいなぁと思いつつ。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
余談。
平安時代の話には平安時代の話の良さがあることは知ってんだよ!!!!!!
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