今年はこのブログを開設した年でありまして、お陰様で毎月何かしらの感想を上げることができました! 読んでくださった皆様本当にありがとうございます。面白い本を書いてくださった作者様、出してくださった出版社などなどの方々にも感謝を。
ということで、今年はいろいろと自分なりに読んでみたつもりの1年。本当にどれも面白くて視野が広がったー✨ と達成感でいっぱいなのですが、その中でも特にオススメしたい3作をプレゼンしたいと思います。
どういった基準で選んだかというと、周りで読んでる人がいなかったのでプレゼン熱が自然と湧き上がった感じです( ̄▽ ̄) そしてまだ1,2冊しか出てないのでとっても追いやすい(`・ω・´)
決してこれら3作品が不人気というワケではありません。私が自分の身近な人達にも読んでもらいたくて書いたような感じです(笑)。
というワケで別に私がプレゼンせんでも読者がたくさんいると思うのですが、やるに越したことはないし好きが伝わればいいなぁという感じです。楽しんでもらえれば幸い( ̄▽ ̄)
同ブログ内に感想を上げたどの作品も面白かったのでそれらも本当にオススメです。というか自分が面白いと感じたからこそブログに上げてるワケで(`・ω・´)
ではではオススメ3選スタートです↓
①『あやかし専門縁切り屋 鏡の守り手とすずめの式神』(雨宮いろり/角川ビーンズ文庫)

鞭展開度:★★☆☆☆
等身大な:★★★★★
これからの絆に期待:★★★★★
【あらすじ】
訳あって大叔母の家に引っ越してきたひよりは、ある日家の竹やぶで式神の青磁を見つける。 縁切り屋を営んでいるという彼を手伝うことになったひよりだがそれは亡き曽祖父にまつわる因縁に繋がっていき……!?
新人賞を取られた作品で今年の10月に出られたばかりのピチピチの作品です(ピチピチて)。
あらすじやイラストの雰囲気的に人とあやかしが手を取り合う話だというのはお分かりいただけるかと。
しかしただ優しいだけのお話じゃない、ほんの少しの苦しさや痛みを主人公のひよりを始め、みんな抱えていて。そんな中で少しずつ何かをたぐり寄せようとするお話に私は思えました。
私的には、そうした痛みや苦しみそのものを否定しない描き方に惹かれたというか。
主人公ひよりのおっとり具合と式神である青磁の丁寧口調なのにどこか尊大な感じでのやり取りが見ていて小気味いいです。彼らがどんな絆を結んでいくのかがとっても楽しみで(。-_-。)
サブキャラがまたどれもいいんだよなぁ〜……(しみじみ)。個性の塩梅が絶妙です。是非知ってほしい。
純粋にとても面白かったので読んでいただきたい作品です。あと続き出てほしいからみんなも買ってくれって気持ちです。←
くわしい感想はこちら。
②『イスカンダル王国物語』(森山光太郎/メディアワークス文庫)

鞭展開度:★★★★☆
少女の覚醒度:★★☆☆☆
それぞれの思惑:★★★★★
【あらすじ】
男子だらけの名門校に少女が潜入!? 陰謀渦巻く、壮大な学園ストーリー!
王立士官学校≪黒の門≫。全土から集まる優秀な生徒たちの中に華奢な美少年が一人。イェレミアス・リーヴライン──真の名はアリシアという。その正体は少女だった。
アリシアは入学早々、有力子弟の一派に目を付けられてしまう。立身出世が約束される学園生活。正体を隠しつつ無事卒業しなくてはならない。
だが彼女にも心強い仲間が。常に寄り添う従者ジークハルトに、腕の立つ少年ユスフ。そして彼女自身にも秘めた才能があって? 陰謀渦巻く壮大な学園ストーリー開幕!
今年コレに出会ってすぐさま買った私は天才か?(真顔)
となったぐらい面白かった作品です👍 とりあえず
◯男装少女
◯騎士
◯主従
◯王立士官学校《黒の門》
◯陰謀渦巻く学園ストーリー
このあたりのワードで1つでも惹かれるものがあったら買った方がいい。そして「思ってたのと違~~~~~う」と思いながらも惹き込まれてくれ。
いや私の触れてきた作品が偏ってるだけな可能性もあるんだけどね!?!?www
男ばかりの学校に男装して入学した主人公アリシアではありますが、そこに少女マンガのようなキャッキャウフフな展開は一切ございません(笑)。秘密の才能を有してはいるものの心の傷により発揮できない今現在ですし。
非常に戦記モノとしての側面が強いお話です。1巻ではまだ学園内の抗争で済んでますが2巻では学園を飛び出し王国を渦巻く陰謀に立ち向かいます。
いろいろなキャラクターの思惑が絡み合っててすごく面白い。そしていろんな人の視点で見れるので結果どのキャラクターにも愛着が湧いてしまうという(笑)。
恋愛濃度ひっくいはひっくいんですがなくもないです。そのごく微糖な感じと一緒にイスカンダル王国の行方を一緒に見届けませんか(`・ω・´)
まだ2巻までしか出てないので追いやすいですよ!!最高かよ!!!
くわしい感想はこちら。
③『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。 妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら』(永野水貴/TOブックス)

鞭展開度:★★★★★
失恋度:★★★★★
のちに彩られる恋:★★★★★
【あらすじ】
「初恋の人の息子が弟子入りなんて!」
孤独な非戦闘系元令嬢×天才肌の傲慢系貴公子の師弟恋愛ファンタジー!
書き下ろし番外編&キャラクターデザイン集収録!
コミカライズ企画進行中!
妹の代わりに、毒に満ちた異界の番人となった元令嬢・ウィステリア。
ある日、空から初恋の人に瓜二つの男が現れる。名はロイド。
なんと彼女の初恋の人の息子だった!
王女へ求婚の証に、ウィステリアの相棒・言葉を解する聖剣を求めて来たという。
止まった時の中で生き延びてきた彼女は、独自の魔法でロイドを倒し、元の世界に帰れと諭すがーー
「あなたを倒すため、弟子にしていただく!」と、説得も虚しく居座られることに。
見る間に魔法を習得する弟子に翻弄されつつ、一方的に始まった師弟関係。
果たして止まったままの彼女の時間は再び動き出すのかーー?
孤独な非戦闘系元令嬢×天才肌の傲慢系貴公子の師弟恋愛ファンタジー!
書き下ろし短編「高い、小さい」&キャラクター設定集収録!
少女小説において絶滅危惧種と言っても過言ではないしっかりツライ展開がある貴重な新作です。鞭展開大好き民の私は大歓喜でありました👍
タイトルから分かる通りただ失恋を経験するだけでも痛いのに失恋相手に「死んでくれ」と言われたも同然で。。。
しかし本当にただツライだけの話なんじゃなく、そんな痛みが1巻前半にあるからこそのそれ以降に芽生える恋がより引き立つというか。
主人公ウィステリアの受けた苦しみや痛みがしっかり物語のスパイスとなってこういった物語ならではのうまみとなっているので恋愛モノが好きな人には全力でオススメしたい。
あと1巻前半はツライですが喋る剣が出てくるまでの辛抱です。私の推しですよろしくお願いします(`・ω・´)
私は鞭展開大好き民ですがただツライだけのを読んでるワケじゃありませんよ(暗黒微笑)
あと舞台が異世界となるので非常にファンタジー要素が強く幻想的なのも魅力的。
こちらもまだ2巻までしか出てないので追いやすいですぜ👍
くわしい感想はこちら。
……というワケでオススメしてきました3作品、どれか1作でも皆様の心に引っかかってくれれば幸いです。そして買って読んで楽しんでもらえればさらに幸い……!!!
今年はたくさん面白いお話に出会えて大満足な1年でした(。-_-。) 来年も楽しいお話にたくさん出会いたい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
これにて2021年書き納めにしたいと思います。
良いお年をお過ごしください。読んでいただきありがとうございました!