鞭展開度:★☆☆☆☆
主人公奥手一途度:★★★★★
掴んだ幸運:∞
【あらすじ】
『アリソン』 『リリアとトレイズ』 に続く、待望の新シリーズ・第1弾!
ルックスも頭も良くて女子に人気のあるセロンと、一見可愛くおとなしそうだが、実は正義感あふれる天然系少女・メグを中心に、個性豊かな仲間たちの、恋あり、友情あり、ミステリーあり、のワクワク・ハラハラ・ドキドキ学園物語がスタート! 夏休みに入ってすぐ、親友・ラリーの誘いで、演劇部の合宿に手伝いとして参加したセロンは、メグも合宿に参加していることを知る。 なんとか親しくなれないかと苦心するセロン。 そんな中、学校の敷地内にある、今は使われていないはずの古い倉庫の地下に、謎の人物(?)が潜んでいるらしいことを知る。 セロンは、ラリーやメグを含んだ個性豊かな仲間たちと共に倉庫探索に乗り出すが……!?
大好きな作品を、超久々に読み返してみたんだけれど……コレがまた超面白い(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
やっぱり私が読んできた作品の中で「応援したい恋No.1」はあなたです!!!
というワケで、ここからはネタバレ“なし”感想!!!
作品読んでない方にもプレゼンする気持ちで書いていますので、未読の方も気軽に読んでみてください(。-_-。)
以外ネタバレ“なし”感想↓(※さすがにミリしらのままにはできないのでご了承ください)
◯間違いなく、応援したい恋No.1!!!
クールで頭が良く性格もいい、女子にモテる! な、セロンが、一目惚れしたメグには奥手でまったく声をかけられない……認知されていない……というところから始まる物語。
私個人、一目惚れってよく分からなくって(本当にそういうのがあるらしいぐらいの認知)、正直フィクションの中で「一目惚れ」って言われても手っ取り早く恋愛展開にする為の都合のいい舞台装置に思えちゃうことも。
でもセロンの一目惚れはちっともそういう感じがしない。
メグがかわいいのは挿絵を見ても言わずもがなだし(笑)、一目惚れであり初恋でもあるセロンはどうしていいのか分からない。一目惚れも生まれて初めてってことになるしね‼︎‼︎www
だから、声をかけたいとこんなにも思っているというのに全然進展しない……この作中でようやく友達になれるけれど今んとこ脈はなさそう(メグからしたら初めて認知したばっかなんだから一目惚れやミーハーじゃない以上そりゃそうだwww)。
……という、一目惚れであってもそこからの展開が全然“都合良く”ないから舞台装置に見えないんだ∑(゚Д゚) と今書きながら気付いた!!最高!!!www
だから一目惚れがピンとこなくてもしっかり納得できてニヤニヤ楽しめました(。-_-。)
それでいて、恋愛の範囲がすごく健全なのもめちゃくちゃいい。本当に10代の恋って感じ。愛おしい(。-_-。)
電撃文庫なんでありえんぐらいエッチな女の子が出てくるとかラッキースケベとかありません。強いて言うなら女子ズの制服スカートが短いことぐらいかww 正直私としてはみんな足がほっそりしてるので短いことはあんまり気にしてませんでしたが( ̄▽ ̄)
そしてセロンは頭がいい故にそのことに対する語彙力がすんごい時とメグが大好き過ぎて逆に語彙力落ちてる時があってどっちもおんもしろいのwww
知り合いになれただけでとても舞い上がっていたり(ただし大真面目な顔)、向かいの席に座れただけで座らせてくれた友達に心の中でもんのすごい感謝感激雨嵐だったり(ただし大真面目な顔)。
何だろうな、奥ゆかしくてかわいいのよこの男子(笑)。
でもそういう小さなことひとつひとつにジタバタするのが恋なんだろうなぁ(。-_-。)
◯サブキャラズがいい👍
↑の項目にもつながることなんだけど、周りがセロンの恋をしれっと応援してくれてるその塩梅も素晴らしい👏
他人の恋愛をからかってるだとか、娯楽にしてるって感じがまるでないんです。
それでいて私はこういった恋の応援の場合、「いや、好かれてる側の気持ちを無視して勝手に外堀を埋めるのはどうなの……?」と考えがちなんですが、そこまでの嫌らしさもない。
だから彼らのアシストに不快感もなかったです。あと、ちょっと今このアシストはさすがに不自然かな、ってところで、セロンの方から断ったりもするので。セロンにも良識があるんですね。コレは応援したくなる。
あと、彼を1番近くで応援している親友ラリーがめっちゃ好きですwww 男の友情、最高!
セロンとラリーのやり取りがめちゃくちゃオモロイのでそこも注目してほしい……マジで声上げて笑うから……www
メグとセロン含め6人でのいつメンが出来上がるのがこの1,2巻です。全員キャラが濃いのでホント楽しいです(笑)
◯女性向けではあまり見られない世界観なのが新鮮で楽しい
少女小説やライト文芸で現代じゃない世界観となると、貴族令嬢のいる昔のヨーロッパだったり、中華で後宮があるぐらいの時代、あとは日本っぽいのだと最近は明治・大正時代あたりが多い印象。
けれどこのメグセロはひと昔前のアメリカっぽい。(明確に年代上げられなくてすいません……www)
飛行機とか銃火器とか、ラジオとかあります。でも現代とまではいかない。その感じが新鮮で楽しい。
あと、ちょっと貴族階級の名残りっぽさがあって、それが女性向け読んできた人達にも楽しめるんじゃないかなとか。
貴族階級というか、富裕層って感じなんですけどね〜(笑) つまり“格”ではなく“実力”“実績”を重視したより実動的なものを見ているのかな。エリート学校が舞台なのでお金持ちの子ばっかりです(`・ω・´)
その中で、一目置くとか媚びる、パイプを繋げておきたい、みたいなのも混ざっているのが、私的には貴族階級的な何かを感じて面白いです。そして階級による差別的なのが発生するワケではないので、そこはご安心を(笑)
学園祭モノとしてエンジョイしちゃってください( ̄▽ ̄)
◯『アリソン』『リリアとトレイズ』シリーズ(どちらもアニメ化済)のスピンオフ作品
実はこのメグセロより前に『アリソン』、『リリアとトレイズ』が刊行されておりまして。

【あらすじ】
巨大な大陸が一つだけある世界――その大陸は二つの連邦に分けられていて長い間、戦争を繰り返していた。その東側の連邦に暮らす、学生ヴィルと軍人アリソンは、そこでホラ吹きで有名な老人と出会う。その老人は二人に“宝”の話をする。『戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝』――。しかし、二人の目前でその老人は誘拐されてしまう。そして……。

【あらすじ】
軍人の母・アリソンと2人で暮らす15歳の少女リリア。 そこに、夏休みを利用して幼なじみの男の子・トレイズが遊びにやって来た。 トレイズに素っ気無く接するリリアだが、突然の訓練により家を空けることになった母・アリソンの勧めもあり、二人で旅行に出かけることにした。 しかし二人はその旅行で大変な経験をすることになる……。 『キノの旅』のコンビが贈る、胸躍るアドベンチャー・ストーリー!
『アリソン』(全4巻)のメインキャラズの子ども達が主人公になる話が『リリアとトレイズ』(全6巻)になります。そして『メグとセロン』は『リリアとトレイズ』とほとんど同じ時系列。
この「メグ」と「リリア」が親友なんです(。-_-。)
なので、先にリリトレを読んでおくとメグセロのあっちこっちでニヤリとできます、ファンサが上手すぎる(真顔)。
先にリリトレを読んでおくのも手だし(ちなみに全6巻)、そういうの気にせずメグセロだけで読んでも充分楽しめるし、更に前のアリソンから順を追って読んでくぞー!!! も、アリ(`・ω・´)
ただ、ひと世代前のアリソンはまだ世界が戦争を抱えていた時代。なので結構ハードです。普通に人が死にます(真顔)。
リリトレはそこから戦争という可能性が去り、平和な時代……なんだけど、悪巧みをする奴はどこにでもいるもので、コレもまた結構ハードです。戦時中の名残りだったりとあるキャラクターの事情だったりで、かなり命懸け。
もしかしたら、アリソンとリリトレは結構同じぐらい立ち向かう事件がハードで凶悪かも……?🤔
ただこの2作もまた面白いです。それはもう断言します。
それに比べるとメグセロはかなり平和な方です。基本的には学園モノという感じ。
でも、ちょっぴり事件……⁉︎ という塩梅。平和な事件だったり人の命がかかってる事件だったり。毎巻テイストが変わっていて面白いな今思うと!?!?www
そんなワケで、ネタバレなし感想、というかほぼ紹介になってしまったんだけど(笑)、それはここまで!
以下ネタバレあり↓
◯この事件、どこに向かう!?!?
最後に読んだのが本当に前なので、実はこの事件の真相の細かい部分を全然覚えていないという……www なのでフツーに下巻が気になって仕方ないです。今なけなしの理性でガマンしてコレを書いています。←
ただ、覚えているところもあるのでその伏線があちらこちらにしれっとあることが分かってニヤッとしてしまう(笑)。お昼のサンドイッチ自分の分食べなかったのとかね?(ニンマリ)
……そして改めて思うけどセロン、ホント頭いいんだな……www
◯第三者視点が面白い!
基本的に誰か1人の視点で語られるものばっかり読んできたから、この視点久々に読めて楽しかったー!!! という✨
あと、何かに対する段取りみたいなものを結構省かずに書いていて、ふむふむと勝手に勉強になった気に(笑)。特に「あの写真の人物救出作戦」での持ち物リストがリアルに感じちゃう。ラリーがいるからこその本格準備ですね(`・ω・´)
そんなラリーの内心は結構分かりやすく描かれているけれど(ラリーの内心めっちゃ面白くて好きwww)、だからといって「これじゃラリーが主人公じゃないか」とはならないし、主人公であるセロンの“何かに気付いてる”ことを描写しながらその“何か”をきれいに包み隠しているのがすごい。第三者視点が面白いってのもあるし時雨沢先生がスゴイってのもあるんだろうな……!!!
ただセロンはメグミカ大好きなんだな〜てのはよく分かる( ̄▽ ̄)
◯演劇部のかかわり
今回、主人公が演劇部のあくまで“手伝い”という立場なのが面白いwww
演劇素人のセロンを飛び入り参加させる流れがないんですよねー。ニックはセロンのあの“芝居”を褒めていたし演劇部員女子らは舞台に出てほしそうだったけど……www
個人的に、今までお芝居やったことのない主人公がいきなり演劇部にスカウトされるとか、本番でアドリブかましちゃうって流れをそこそこ見かけて、それがあんまり好きではなくて。
学生時代お芝居やってた範囲での話になるんですが、未経験者を演劇やってる側からスカウトするのは現実的ではありません。未経験者側から、演劇をやってみたくて演劇部入ります! はウェルカムなんですが(笑)。
また、本番でのアドリブはとにかく危険です。しかも物語の中でのアドリブって、(演劇上の)ストーリーの流れ自体を変えかねないものもあって、それはもっと危険です。
何故なら、演劇は“みんなで”“計画的に”作っていくものだから。本番でいきなり勝手なことをやられると困ります。照明や効果音のタイミングなども、事前に細かく確認を取って表を作ってやっているんですから。尺もできれば守りたい(笑)。
アドリブパートというのはなくもないですが、それすらも事前に「ここからここはアドリブOK」と範囲が決められています。それを超えてやることはあまりないです。何か演者の方から「こうやりたい!」という提案があるなら、それも稽古で相談したり実際にやってみたりして、みんなで決めていました。あと計画外のアドリブであっても、一言二言がマジで限界でした。それ以上ねじ込むと客席も舞台上も変な空気になる、要は大スベリです(真顔)。
なので、フィクションであっても演劇のおいしいとこだけ主人公に食わせる流れは好みじゃないな、と思うのです。……あ、多分「演劇ナメんな」ってことじゃなくて主人公だから何でも許されてる、主人公を露骨に持ち上げる流れに思えるからあんまり好きじゃないんだな。
あくまで学生時代かじってた範囲で思うことなので、本当のプロや演技派の役者さんからしたらまた違うのかもしれません。外見の抜きん出た人をスカウトして演技経験ないのにいきなり芝居の仕事を入れられる、みたいなのも芸能界であるみたいだしね( ̄▽ ̄)
ともかく、メグセロにはそういうものがなくて潔いです(笑)。マジで“お手伝い”に徹してる(笑)。
また、ニックは演劇部じゃないけれど演劇経験があり、メグとナータはそれぞれコーラス部、オケ部としての助っ人、というのがまた新鮮で面白い。……え、この舞台めっちゃ観たいんだが……?
そしてまったく関係ない新聞部のジェニーというwww
〇メグについて思ったこと
今思うとラリー達のサーブは分かりやすく(結構力技なところあって笑ったwww)それでも分からないメグって、本当に鈍感なんだろうなぁ……と(笑)。
ただ、彼女いわゆる“外国人”なんですよね。血筋国籍もですが心身になじんでいる文化も。
ってなると、ロクシェでのそういうニュアンスみたいなものを感じ取るのは難しいのかもな、とも思ったりしました。例えばロクシェ人の好意の示し方がスー・ベー・イル人からするとまだるっこくて全然伝わらない、みたいな。
だから、ひとえに彼女がただ鈍いとも言えず、しかもセロンって本人的には思考停止したり内心でものすごく幸せを噛みしめていたりするんだけどww、彼、基本無表情なのでなおさら分かりづらい説もある気がする……www
がんばれ、セロン。
そんなワケで、久々に読んでもやっぱり面白かったし、やっぱり「応援したい恋No.1」なのでした(。-_-。)
あと「メグミカ」という名前が好きです、かわいい(笑)。
では、続きを読みに、行ってきま〜す(笑)
余談。
淡々とした文章なのに食堂のメニューが毎回おいしそう過ぎて困る(真顔)。


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