鞭展開度:★★★★☆
誓いを果たす:★★★★★
殿下ご満悦:★★★★★
【あらすじ】
学園も冬休みに突入。当然、極秘任務もひと休み――かと思いきや、今度は〈沈黙の魔女〉に隣国との外交取引の最中、第二王子を護衛する公式任務が与えられてしまう。
〈沈黙の魔女〉が生徒会会計と同一人物だとバレてはマズい!隠れファンである殿下との急接近に胃も痛む中、外交の場に突如竜が襲来!
しかも竜の暴れ方は尋常ではなく……?
一難去ってまた一難、第二王子も隣国の使者も全て守り切るため、無詠唱の魔女がその本領を見せつける第五幕!
相変わらずの面白さ、いや、更に加速する面白さ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
今回はある人(人?ww)の思いがけない秘密が明かされたり、結構凄惨な事件が起こったりとかなりハードでした。……そう……それに比例して本も分厚くなっており……‼
とはいえやはり読みやすかったり展開が面白かったりであっという間に読み終わってしまいました!(笑)
以外ネタバレあり↓
まさかネロの正体がウォーガンの黒竜だったとは!!!!!!
いや、これはかなりの衝撃でした。目ん玉ひん剥きましたよ、そりゃもう(笑)。
それでいて、道理でこんな尊大な態度なワケだ、とも納得。そりゃ「オレ様」だし他の人間達はネロからしたらほぼ下位種でしょう。
「オレ様の主人を壊したな?」
があまりにも視座の高い人外のセリフ過ぎてたまりませんでした。モニカの言っていたように従属からはほど遠いアレやコレやですが(笑)、溺愛でも盲信でもなく、自分の格の高さを自覚してるからこそ自分を殺せるモニカを認めて“やってる”、って感じ、いいですね。
ページが真っ黒なのもめちゃくちゃゾクゾクさせられたし、見開きでの黒竜があまりにもカッコ良かった‼︎ ネロのこともっと好きになっちゃったな〜✨
そしてこの秘密はルイスですら知らないというのも驚き。……からのフェリクス殿下が知ってしまったというね……😅
いや、アレはもうネロが正体を現すほどの緊急事態だったから本当に誰も悪くないんだけど(強いて言うなら呪竜騒ぎの犯人が全部悪い)、秘密の護衛対象に秘密を握られるというのはなかなかに冷や汗モノです。オマケに〈沈黙の魔女〉が学園内にいるってことも確信させちゃったし……‼︎‼︎
これにはモニカの心もバッキバキ。……いや、私も交渉とか苦手だから同じ気持ちになりながら読んでたよ……www
まだ救いなのは、フェリクスが〈沈黙の魔女〉の呪いによる痛みが1ヶ月続くと思い込んでいるところ。そういえばレイがモニカを診断してる時にフェリクスはいませんでしたよね。だから、冬休み明けには左腕が動かせるようになっている(ハズの)モニカは割と真っ先に候補から外されそうですよね。
……うぅん、身長・体格でバレかねないけど……www でもそこはやっぱりノートン家の手厚いバックアップもあるし、今さっき書いたように左腕の件があるので、乗り越えられそうと見ています。モニカの胃は痛みまくりだろうけど……www
にしても今回、フェリクスにとっては結構なご満悦回になったのではないでしょうか(笑)。
もちろん呪竜事件で苦い思いをたくさんしていますが、憧れの沈黙の魔女に論文を見てもらえて、アドバイスももらえちゃって、共闘できて彼女の秘密まで共有できて、しかも学園内に彼女が潜伏していることまで分かってしまった……!
4.5巻で沈黙の魔女の本を借りられなくて大層かわいそうだったのでww、その分以上のご褒美がもらえた感じはしますね。しかも最後沈黙の魔女の魔術奉納(予定ではなかったのに)まで見ることができて。
さて、ではそろそろご褒美ではない呪竜事件について。
かなり凄惨な事件だったなぁ。。。本来ならかなりの数の死者を出していたでしょうし、モニカがあの結界を思いつかなかったらモニカとて死んでいたかもしれない。呪竜より強いネロと別行動もしていたし。
そんな中で呪いを受けながらも生き残ったのがグレン。
魔力量がモニカをも上回るというのがビックリでした‼︎ どころか師匠のルイスさえも⁉︎⁉︎
エリアーヌとピーターを守り切ったのがあまりにも偉過ぎるし(ピーターはあそこで呪い殺されてくれてよかったんだけどね……)、呪いを食らった後目を覚ましてからエリアーヌの前では痛いのに平気なフリをしていた、というのも格好いいです。これはもう人格・素質共に次の七賢人に相応しいと言えるでしょう。
……まぁ、グレンからするとエリアーヌは「小さい子」認識なのは笑ったけど……www 確かに内面がまだ幼いのは分かる。彼はエリアーヌのことアウトオブ眼中ですもんね、今回名前覚えただけまだ進歩かな?( ̄▽ ̄)
彼が七賢人になる時、いやならなかったとしてもかなりの実力者になるとして、どんな二つ名で呼ばれるのか、今から楽しみです。〈飛翔の魔術師〉とかかな〜?(。-_-。)
そしてエリアーヌの方はといえば、今回かなりショックな経験をすることに。
箱入りお嬢様でもちろん血生臭い場面に遭遇したことなんてなく、でもそれはとても幸せなことです。守られて愛されて育ってきたのだから。
いやコレ、目の前で馬がなぶり殺しみたいにされたら私なら吐くだろうな……(遠い目)。更には自分も殺されそうになり、守られたかと思えばグレンが代わりに呪いを食らう、いや呪いに喰らわれることに。正直ここでのエリアーヌはかなりかわいそうでした。
エリアーヌは私、結構好きなキャラです(笑)。グレンに対するひねくれ具合がいいんだよな〜www フェリクスとお近付きになりたい目論見が彼のせいで悉く外れてるのまで含めて( ̄▽ ̄)
エリアーヌの方はグレンをある意味めちゃくちゃ意識してるのに、グレンはまったく意識してないのがコレまた面白い。……それでエリアーヌがピキピキしてるのも……www
馬車でのやり取りも微笑ましかったし、何だかんだでグレンのことめちゃくちゃ心配してるし今回の件で罪悪感だって抱いてる、グレンの前ではツンとしながらもそれが隠せていないのがかわいいです。
あとは最後の人物紹介で「少しワガママだが使用人思い」と書かれていたのでニッコリでした☺️
そうそう、エリアーヌといえば、彼女のお母さんが素敵な女性でしたね✨
普段はおっとりしていてグレンにも嫌な顔ひとつせず、緊急事態にはもしかしたら旦那様よりもしっかりしていらっしゃるのかも?www
エリアーヌに「泣いているだけなら馬車の中にでもいなさい」とキッパリ言っている姿が印象的でした。公爵の妻として、貴族の母としての最善を尽くしている格好いい女性です(。-_-。)
話を呪竜事件に戻しますと、クロックフォード公爵による自作自演(?)みたいなものだったという……。実行犯はピーターだけど。
それでいて、ピーターにさえ予想外の形になっていなかったというのがこれまた面白い。呪竜に成り果てた緑竜とその子どもは本当にかわいそうだったな……。
ピーターの口にしていた「閣下」とは、クロックフォード公爵と捉えていいのでしょうか。ちょっとまだ確定していいのか悩むところです……この作品の世界観めちゃくちゃ広がりを感じるから……!!!
ただ、今のところはクロックフォード公爵なんだろうな、と思ってます。
それでいて、そのピーターはまさかのモニカの父を知っていて、しかも父の処刑に加担していた人物。
父の処刑が人為的なものであったと知り、真実を解き明かしてお父さんの無実を証明すると決めたモニカ。ここで『沈黙の魔女の隠しごと』の意味が更に付与されてるのがアツ過ぎる……!!!
これまでは、沈黙の魔女でありフェリクスの護衛であることを隠す、という意味合いだったけれど、本当にモニカ個人の隠しごとができるの面白い。……まぁ、まさかのその場面に居合わせたのがバルトロメウスなんだけど……www
バルトロメウスもスゴイですよね!ww スゴ腕の魔術師でも何でもないのに(技術者的な腕前は確かだけど)モニカが沈黙の魔女であることを知っているし、この件についても調査に加わってるし……‼︎‼︎
何か憎めないキャラになってきたし、今後も出てくるのがちょっと楽しみになってきました(笑)。……リンさんを紹介してもらえる日は来るのだろうか……🤔
あとはそうだなぁ……あ、レイか(ひどい)。
相変わらず「愛されたい」と努力せずに受け身でいます発言してていっそ清々しいです。努力はしろwww
それでいて、呪術師なりの理念のようなものがあり傀儡呪を蛇蝎の如く嫌っているのが印象的でした。あとモニカ目線でも書いてあったけど、あの呪い取り込んで「おぇ」で済んでるのやっぱバケモノなんだよな……www
サイレント・ウィッチは七賢人だったり実力ある人達のズレっぷりと「でもスゴイんだよな」ってところをきっちり書いてくれているのでこうした人達の実力を見誤らずに読んでいられます。一応みなさんをリスペクトしてますよ(笑)。
では最後に、最後の人物紹介で(最後で入れるのが新鮮だよなぁ)気になったところをピックアップ。
ルイス→相変わらず愛妻家なところが推せます。
シリル→お母さんとわだかまりが解けて本当によかった‼︎ 生真面目なところや後輩思いなところが今回も愛おしい。
エリオット→もうお前「朝弱い奴」って印象が1番強くなってるぞwww
ブリジット→前回紹介でも思ったけど、妹と何故距離を置いてるかが気にかかる。そして本編最後での描写も気になる。
イザベル→「モニカの影武者選出オーディション」に笑ったwwww めっちゃ口うるさく指導してそう( ̄▽ ̄)
バーニー→手紙めっちゃ書き直しとるがなwwww 彼は彼で、モニカの良き友にまた戻れてよかったなと改めて。あのひねくれてる感じがまたいいんだよなって思ってきてます。
アルバート→モニカに並ぶ運動音痴のようで、「Oh……」とつい声が漏れたwww 野心こそあるものの、あれコイツいい奴じゃね? ともう思い始めてます。
黒い聖杯が何のことなのかも気になるし、フェリクスの「アーク」の秘密も今後明かされるのが楽しみです。
緊張感が更に高まってきたサイレント・ウィッチ、またいずれ続きでお会いしましょう!!!
余談。
私もローマ数字は4から読めません(真顔)。


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