鞭展開度:★★★☆☆
知られざる過去:★★★★☆
その恋に祝福を:★★★★★
【あらすじ】
貴方に伝えたい想いがたくさんあります。京都アニメーション大賞初の大賞受賞作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』から、6つの新規エピソードを収録した外伝が登場。ヴァイオレットと依頼主の心温まる交流や、おなじみのC・H郵便社メンバーが大活躍する話など、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界をより堪能していただける1冊です。「お客様がお望みならどこでも駆けつけます。自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァーガーデンです」美しい自動手記人形が紡ぐ、物語<想い>をどうぞ受け取ってください。
前巻感想は【こちら】。
前巻読み終えてちょい時間空けてからのスタート。今回も面白かったー!!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
アニメで大好きだった公開恋文の話と映画化されたエイミーの話、そしてアニメで語られなかったC.H.郵便社の各キャラの話にヴァイオレットのその後。
特にヴァイオレットの仕事仲間達の話は初耳過ぎるのが多くて(笑)楽しかったなぁ。
以下ネタバレあり(アニメネタバレ含みます)↓
公開恋文の話はアニメで1,2を争うレベルで好きなんだ……!!!!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
悲しみが多い中でこのお話は祝福に満ちているような。もちろんここでも涙なしでは語れないお別れはあるんだけれども。
アニメと変わったところはあまりなく、文章で追体験していくようで楽しかったなぁ。ちょっと違ったところといえばアニメだとシャルロッテと結婚相手の王子ダミアンとあの庭で再会するけど原作だとそれがないところか。
しかしこちらはこちらで手紙での攻防戦の末王子側が降参する流れが最高でした(。-_-。) 恋する女の子は強いのだー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
「遠乗りならわたくしの方が速いわ」が最強かわい過ぎました(。-_-。)
王族としての自覚がありつつまだ10代の少女の感じも強くそのアンバランスさに苦しんでいるところがたまらなく魅力的でした。……いや私がドSなのではなくて!!!(汗)
ダミアン王子も魅力的でそりゃ好きになるよなって感じでした(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ この2人の結婚後が見たいぃぃぃ……!!!_:(´ཀ`」 ∠):
あと私本当に中島愛さん大好きなんよねぇぇ……!!!(笑) キャスティングありがとうございます(。-_-。)
ダミアン王子もcv.津田さんで大変素敵でした✨
映画化されてた『永遠と自動手記人形』も文章で終えて大満足。こっちだと妹の追加エピソードはないのね。しかし良き未来が切り開けそうで寂しいけれど決して不幸ではなくて。
映画と制服のデザインが違うのが小さなビックリだったなぁ(笑)
映画だとちょっと色味が軍服っぽくて、ブーツ(?)のデザインなんかも大好きでした。確かにエイミーにとっての檻らしく窮屈感もあるけどねー( ̄▽ ̄)
しかし扉絵に描かれた制服が紺っぽくて好きな色味でこちらもこちらでテンション上がっておりました✨
……何というか……このエピソードは文章でストーリー追うとより禁断の花園感が出るといいますか……www
何かところどころ艶っぽかったなぁ。ヴァイオレットはカケラも動じてなかったけれどね( ̄▽ ̄)
エイミーの病気が昔からのものじゃなかったことにはかなりビックリしたなぁ………………………………………………。
精神的なものっぽいよな……と悲しくなりながら読んでた。いくら妹の為に何でもできると思っててもこの方面はこたえるよな。いつか会えますように。
ベネディクト、そんなに重い過去があるなんて誰が思おうか!!!(泣)
……いや下巻でちょっと察してたけどさぁ!! でもアニメ観ただけなら誰もそうは思わないって。多分アニメはヴァイオレットだけを異端とする演出にしてるんだろうけど。
ヴァイオレットとベネディクトの関係性、結構好きかもしれない……(笑)
元々兄弟的な絆にときめく性でして( ̄▽ ̄) 血はつながってないけど、ただの友達とも違う不思議な絆ができてて印象的だった。「ヴィー」呼び、ここでのやり取りを見ると沁みるなぁ。
そして妹が見つかること、キツイことだけどまだあきらめないでいてほしいな。いつだって郵便社に帰って来ればいい。
私的MVPはカトレアのエピソード!!!!!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
先に挿絵全部見てから小説読むタイプなんでカトレアとベネディクトが抱き合ってるの見て「え、そっちなんだ!?!?!?∑(゚Д゚)」……なんてなっておりましたすいません……www
アニメ観てた時はてっきりホッジンズ社長とデキてるように見えてたんだよねー。確かにベネディクトと言い合いしてるシーンは何度か見かけたけれども。
あとクリスさんが意外といい人で楽しかった(笑)
恋愛における考え方とかめちゃくちゃよかったけど、何か最終的にいいお友達におさまってるの面白過ぎでしょ……www
喫茶『マグノリア』に食いつくクリスさん最高でした( ̄▽ ̄) 男女の友情も大好きだからカトレアとはこの先も仲良くしてください〜(笑)
気持ちを自覚した後のカトレアはかわいかったなぁ。それをベネディクト本人に聞かれるというお決まりの展開まで含めて素敵です(笑)
あとベネディクトよりカトレアのが力あるんだね……薄々感じてはいたけれどカトレア優秀過ぎる……( ̄▽ ̄)
今巻ではホッジンズ社長とベネディクトの出会いも明かされるワケだけど、何というか……THE・男の友情だ……!!!(笑)
そしてベネディクトも昔からホッジンズのことが大好きなんだよってことがホッジンズに伝わってよかった(。-_-。) こういうのって、照れくさくてわざわざ言えないけれども結構通じていないから言った方がいいもんですな……( ̄▽ ̄)
あとヴァイオレットの手に敢えて音を立ててキスするホッジンズがエロくてよかったです(`・ω・´)←
さてそんな優秀過ぎる面々のC.H.郵便社の快進撃がラストの話。……てっきり平和に終わるのかと思いきやきっちり襲撃受けてるという……( ̄▽ ̄;)
しかし話が短くまとまってるのからも分かるように反撃が早かった(笑)
あっという間の勝負でしたねぇ……とりあえずラックス殴ったことは許さんからなサルヴァトーレ(真顔)。
そうそうラックスといえば、カトレア編での彼女とカトレアの女子トークがかわいかったなぁ〜!www 恋に憧れるラックスちゃんかわいい(。-_-。)
ヴァイオレットがいるとこうも盛り上がらんからな………きゃあきゃあしたのが見れて楽しかったです……( ̄▽ ̄)
話は戻って、何だかテロと言ってもおかしくなさそうな騒動は有能過ぎるC.H.郵便社の面々によって割と即解決。……あまりにも敵にまわしちゃいけんところだった……( ̄▽ ̄;)
そっからのギルベルトとヴァイオレットの相思相愛感よ!!!!!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
元々そうではあったけれど、お互い道具と主人じゃなくなり、いろいろな感情を積み重ねてきて、ヴァイオレットは彼女なりに「愛してる」を考えるようになり。
……何かもう……文章セリフひとつひとつに丁寧に「愛してる」が彩られていて素敵だったよぉぉ……✨T ^ T✨
あと個人的に年の差カップルの萌えである年上側が「怖がらせた!?!?∑(゚Д゚)」とワタワタし年下側はそうじゃないんだよ〜っていう。。。
何というか、この年上側の“ワタワタ”に相手を大事にしてるのがぎゅっと詰まっててたまんない(。-_-。) あのギルベルトがってところがまた良い。。。
本当に『春夏秋冬代行者』でもそうだったけれど、暁先生の描かれる恋はどれも素敵過ぎる……✨
ヴァイオレットの答えが直接的には書かれず(セリフとしてではなく)に終わるのがまた良いというか……。挿絵の表情がたまらんです。
あともう1冊続きがあるワケだけど、そこで2人のその後が見れるのが楽しみ過ぎる~~~~~(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
余談。ギルベルトとベネディクトのバチバチおもろいなwww

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