鞭展開度:★★★★☆
滅びる未来:★★★★☆
それでも伝えたい:★★★★☆
【あらすじ】
あたしは歌じゃなきゃ、伝えられない。
――たとえ、この歌が世界を滅ぼすとしても。
中1の詩(うた)は、誰にもヒミツで、歌い手の「Kira」として活動中。でも、ある日拾ったノートに「Kiraが世界を滅ぼす」と書いてあってーー。その直後から、詩をねらった事件が次々発生!幼なじみの駿は「おれは、『Kira』を守る。絶対に」って言うけれど……えええ!? あたしがKiraだって、バレてる!?
歌が好きで、歌じゃないと伝えられない少女。たとえ世界を滅ぼすとしても歌っていたい少女。こんなんもう読むしかないじゃないですか(真顔)。
読んでみると歌以上に言葉に重点を置いた子/作品で、私自身言葉にそれなりにこだわるタイプ(の、つもり)なのでうんうん頷きながら読んでました。
このエゴと希望が混じり合う感じが最高です。
以下ネタバレあり↓
歌い手やSNSなどなど、現代らしいテーマがありつつ『Kiraが世界を滅ぼす』と書かれた謎のノートというSFのようなワクワクゾクゾク要素。くぅ〜この掛け算がたまらん(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
こういうノートというと、私としてはデスノートかハリポタのトム・リドルの日記が出てくるなぁ……www まぁデスノートはちょっと前に流行ってたデスノート人狼のゲーム実況で聞き齧ったくらいなんだけど( ̄▽ ̄) あと三国恋戦記のあの本‼︎✨(分かる人いたら握手(笑))
……という話題脱線はさておきww、それらともまた違うこのノートは歌い手Kiraである詩の動向を現在進行形で勝手に記していくこれまた恐ろしいノート。……う〜ん、目に見えないストーカーがいるようで本当に気味が悪いですよね……( ̄▽ ̄;) 生きている人間じゃなくただ道具の性能としてやってるだけまだ「気持ち悪い」にはならないかな。。。
それと同時に今回襲ってくる危機が『身バレ』。
……これはリアルに震え上がった‼︎(汗) しかもそれが炎上と重なってるのがコレまたリアルに怖い。。。_:(´ཀ`」 ∠): 更にコレアカウントの乗っ取りで生じてるんですよ!?!? マジで何重苦なの😭
クラスのみんなのKiraを暴こうとするところやKiraの悪口を気楽に言えちゃうところに現代人の残酷さを感じずにはいられませんでしたね……(これはもう大人とか子どもとか関係なくあるものですね)。にしても「荷物検査しよう」とか普通に言ってんのヤバ過ぎる、何様のつもりなの。そんで本当に荷物荒らしてるの警察に通報できませんかね?(真顔)
そんな中での駿君の「守る」って意志がすごい✨😭✨
さりげなくフォローしたり、言うところはちゃんと言ったり……マジで人としてめちゃくちゃカッコイイ。
甘やかすとか、過保護ともまた違うんですよね。それがとても心地良かったし頭がまわるのも素直に尊敬します。……君勉強は苦手なんだよね!?!?www
それでいて、もし本当に詩が世界を滅ぼすなら全力で止める、と言い切る子なんです。そんなところもめちゃくちゃ格好いいし、これは詩ちゃんにお似合いというか、しっくりくるヒーローという感じです。
それでいて、詩ちゃんはまだ中学生だし、ネット活動やるなら助けてくれる人がいるに越したことはないんですよね。大人であってもものすごくたくさんのことに気を付けなきゃいけないのは、視聴者側の私ですら思います。
ハル君がかなり助けになってるようですが(今後ガッツリ出てくるなら楽しみだな~!)、やっぱり身近に精神面を支えてくれる駿君がいてくれることは大きいですね。
……本当は、親御さんも守る準備をしてくれると更に心強いんだけどね……‼︎💦 でも親御さんがネットに詳しくなくてあんまり把握してなかったり、詩ちゃんも多感な年頃で親に知られたくないってのも分かるし……。難しいところです。
今回詩ちゃんは被害者側ですが、子どもでもカンタンに加害者側になれるのがネットというもの。大人も子どもも、考えていかないといけないところだよなぁと改めて思いました。
ていうか駿君、やっぱりKiraの正体に気付いてたかー……!!!www
そりゃそうだよねあの立ち回りは絶対気付いてると思ったわ‼︎www にしても、その「気付いてる」ってのを今回明かすことになろうとは。……でもこれから詩ちゃんにいろんな負荷がかかることは確定だから、今回教えといてよかったんだろうな……(しみじみ)。
にしても「ずっと好きだった」の意味が……うぅん……‼‼(笑)
詩ちゃん的に消しゴムのカスの分際で(※言うてるの詩ちゃんです)勘違いしたくないし大事な幼なじみだからこそ気まずくなりたくないってのも分かる。んで駿君としても引くしかない……難儀な幼なじみだ……( ̄▽ ̄;)
こっからどう変化していくのかも楽しみなところです。
駿君は歌声よりも言葉の方が分かりやすいと言ってましたが、これもまたスゴイ。
言葉って、大事にしてる人達からすればものすごく重要なことだけど、残念ながらそうじゃない人の方が圧倒的に多く、またそういう人達からすると、言葉にこだわってるのってメンドクサイしどうでもいいんです。
だから、よっぽど注意深く普段の詩ちゃんの言葉を聞き流さずに、大事にしていないと、気付くのは例え家族や友達であっても難しい人は難しいんじゃないかと思います。
駿君は詩ちゃんのようにそのあたりのこだわりがあまりなさそうなのにそこに気付くの、スゴ過ぎるなと思います。駿君の琴線に触れやすいのかな、詩ちゃんの言葉って。多分Kiraのファンなのも本当なんだろうし。
にしても主人公の名前の漢字「歌」じゃなくて「詩」なんだ……「歌」だとややこしくなっちゃうからかな……? と読む前は思っていたのですが、読んでみるとまさしく“言葉”を自分の中で絶えず転がしていて、それを本当は伝えたくて仕方ないこの子にピッタリのお名前です☺️
そんな詩ちゃんもめちゃくちゃ大好きな子〜……‼︎‼︎✨😭✨
読む前だと
あたしは歌じゃなきゃ伝えられない。
たとえ、この歌が世界を滅ぼすとしても。
っていうキャッチコピーにまず惹かれたよね〜!!! 自分が犠牲になれば世界は救われるって展開に女の子の主人公が「それでも歌わずにはいられない」ってエゴ出してるのが最高だし自分の気持ちを話すのが苦手で歌でなら伝えられるってのもめっちゃ共感しちゃったし(私は歌ではないけどもww)その人間くささに惹かれないワケがなかったのよ〜✨😭✨ 詩ちゃんあなたの為に私はこの本を買いました🙏
そうしてウキウキしながら読み始めてみたら、地味な女の子で(※本人的には)自分は消しゴムのカス……てなってるのがやっぱり親近感湧いちゃったしwww、駿君に対して普通に喋ってる時の感じも好きでした。うわー分かる、そうなの慣れてる人の前ではガシガシ喋れるのよね……(遠い目)。
駿君がモテモテなので女子達からやっかみ受けないように距離を置くのもふふって感じでした、コレは青春だぁ(。-_-。) ……まぁでも本当に仲いいと知られたら虐められる可能性もあるのでそのあたりはスリルもプラスというか……ね……(小声)。
ちなみに私はKiraのキャラデザも好きですが詩ちゃんのキャラデザもめっちゃ好きです。どちらもかわゆい(。-_-。)
そんな詩ちゃん目線の景色の描写も素敵で大好きです。
ホコリがキラキラして見えるのもすごくよく分かるし、それに詩ちゃんはオレンジ色に特に惹かれる子なんだなぁと、そこは新鮮で(笑)。私は青色に特に惹かれる性分で今まであんまりオレンジ色に着目してきてなかったかも、と自分に対する気付きを得ました。あ、オレンジジュースは好きです!www
それから、やっぱり詩ちゃんは耳もいいんだろうなぁ。いろんな何気ない物音が混じり合ったものを心地よく綺麗なものに感じ取れる感性が素敵だなぁと思います。これも私的には新鮮でした。
さてでは何故そんな詩ちゃんが世界を滅ぼすことに??? となるんですが、これは1巻にして既に述べられていましたね、『バタフライエフェクト』。……にしてもこの現象を蝶の羽ばたきに例えた最初の人素敵過ぎん?(真顔)。
この世界観、しっかり現代日本っぽい中「世界が滅びる」というファンタジーっぽいワードが出てくるの興味深いところ。……いや“滅びの歌姫”とかカッコ良くね?(。-_-。)
しかもこの1巻を読んだだけでその現実味や予兆もすごい。詩ちゃんが闇堕ちするって感じではなくただ分岐点に深く結びついてしまっているっていうのも面白い。
そして最悪な未来を阻止する為に未来から来たというのが戸田先生。……さすがに偽名なのかな?🤔
主人公じゃない人物がタイムスリップしてきたっていうのも私的には新鮮だったし、今のところまったくの悪という風には見えませんでした。「大きな犠牲を止める為の多少の犠牲は仕方ない」はいただけないんだけど、追い詰められててしかもKiraの歌が間違いなく引き金であるんなら、それをどうにかするのが最優先の目標になるのは正直分かるかなと。
詩ちゃんのスマホ見せてってアカウントまでチェックするのはただの教師であったならやり過ぎな気がするんだけど……今の学校教育だとどうなってるんだろう?🤔 ただ、戸田先生は世界が滅びるのを止めに来てるっぽいので、なら手段を選ばずスマホ見るぐらいするよなって。
それに戸田先生絶対事情があるよなー。。。「世界を救う」って壮大な目標の為だけじゃなくて、もっと人間くさい理由で突き動かされてるようにも見えますよね。
……あと、未来から来たってことは例えば詩ちゃんのクラスメイトや知り合いの誰かだったりするのかなー……? 真っ先に駿君を疑いましたが一応髪色は違うっぽいです(髪染められてたらもー分からん)。
そんな今んところ謎の人物から絶望を突きつけられましたが、今回希望が見えましたね。
少し、ほんの少しだけ、未来が変わっている。「歌詞が変わった」という、ただそれだけのことなんだけど。でもバタフライエフェクトがあるのだから、これは大きな変化だ。
そして未来を記したノートには「Kiraが世界を滅ぼ」と。
す、が薄く消えてきてるんですよね。つまり未来は変えられる。このノートに記されることであっても。「滅ぼさない」になれるかもしれない。もしかしたら、「世界を救う」にすら変えられるのかもしれない。
だから、あぁコレは最悪の未来を阻止する為に、でも詩がこれからも歌い続ける為に進んでいく物語なんだ……‼︎‼︎ と、今のところは思っています(笑)。こ〜れは面白い✨
そしてそんな希望が見えたのは、やっぱり駿君によるところが大きそう。……これ正史だと駿君どうしてたんだろう? と思ったけど、戸田先生によるいろんな事件が起こらなかったら詩ちゃんが駿君とどんどん距離置くルートになってそうだな……。そして詩は1人歌の世界に閉じこもっていたのかも。
それから、さっき詩ちゃんの歌への思いを「エゴ」と書いたけれど、少し違うんだよね。というより、今回の事件を経て、詩ちゃんの中で、思いが変わった、もしくは本当の思いを見つけ出せたというか。
詩ちゃんの言葉を、本当の意味で聴いてくれる人達と、詩ちゃんはもう繋がれていたんだよね。例えそれがネットであっても、活動自体が1人であったとしても。
そして日常の中に在るきれいなものを見つけられて、それを言葉で大事にラッピングできる詩ちゃんなら、「世界を滅ぼす」のではなく「世界を滅びの未来から救う」こともできるのだと思わされました。
しかしそんな中もたらされる「一緒に世界を滅ぼさない?」という意味深なお誘い。
コラボ来たー……!!!✨ そうだよね、歌い手さんが主人公なんだからそういう展開も来るよね‼︎ ということでテンション上がりまくりでした(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
しかも何だこのお誘い……未来のことを知っている人物なのか? それともこのRionのキャラや企画の世界観でこういう言い方をしているのか? あとビジュが良過ぎる(真顔)。次回も楽しみです。
久々に児童文庫読んだけど楽しかった~(。-_-。)
余談。
実花子ちゃんには複雑な気持ちだけど、さやちゃんの株がめっちゃ上がってます‼ 詩ちゃんに「Kiraと声が似てる」って言っちゃって悪目立ちさせたことを謝れるのはいい子‼‼


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