鞭展開度:★★★★☆
相手への踏み込み度:★★★★☆
読み解く真実:★★★★★
【あらすじ】
鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。
変わらないことも一つある──それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき──。
今回も改めて、面白かったー!!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
3巻までは10年以上前に読んでいて現在読み返しているところなのですが(つまり細かいところをいろいろ忘れている……😅)、2巻にしてこんなに栞子さんに踏み込んだ内容になってたんだなと読み返してみて驚きでした。
そして改めて感じる“彼女”の怪物性……。
以下ネタバレあり↓
第一話 アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(ハヤカワ文庫NV)
これも真相着く前に思い出した!! そうだ小菅結衣が栞子さんが書いた読書感想文をそのまま書いたんだった!!!www
にしてもそう言えばすぐに終わったことなのに、それをせずとも筋道立てた説明で小菅結衣をうなずかせたのはやっぱりすごいと思う。
そういえば小菅姉妹はこのことを親に説明せずにどう収束させたんだろうな。。。
もちろん大輔も言っていたように読書感想文の違和感を解き明かしたら後はもう当人達の問題なんだけど。このあたりを“見せない”造りになっているのが個人的には好ましい。もちろん気になるんだけどwww、物語の中の人のことだって、全部知らなくたっていい。
そして『時計じかけのオレンジ』は私には読めなさそうだ😅 グロイ感じとか、胸糞悪い感じは苦手なんだよな……正直ここで話を聞いた感じだと私は最終章がある方が苦手派で、何でかといえば悪いこといっぱいやっていろんな人の人生めちゃくちゃにしておきながら自分は健全な人生歩みます、は都合良過ぎるだろ償えやとなるかなと……www
世の中いろんな作品があるんだなぁ……と改めて勉強になりました🙇♀️ あと、「他人の読書感想文を読んで次に読む本を決める」は面白そうだなぁと思ったかな。
にしても小学生で『時計じかけのオレンジ』読み切ったのか、栞子さん……コレはスゴイ……www
第二話 福田定一『名言随筆 サラリーマン』(六月社)
大輔の元カノ登場……!!! 今回は大輔についても掘り下げてて面白いな〜って思いました。「晶穂」という名前がきれいでウットリします。
それでいて、晶穂さんの人となりも好きだなぁと。サッパリしていてやりたいことに邁進している。格好いい。でも、彼女にも大変なことはたくさんあったワケで。。。
福田定一が司馬遼太郎だと!?!?!?∑(゚Д゚)
……コレは普通に忘れていたのでギョッとしましたwww タイトル的にもこのペンネーム的にも司馬遼太郎って思う人ほぼいないんじゃないだろうか( ̄▽ ̄;)
にしても『ビブリア古書堂の事件手帖』、小説以外にもいろんな作品を取り扱うの面白過ぎる👍
そんで司馬遼太郎、結構自分の考えをハッキリ書く人だったんだな……www
「探偵小説書かされました」は正直過ぎてさすがに笑ったwwwww それでいて、まさに他人の秘事を暴くこの作品で
他人の秘事を、なぜあれほどの執拗さであばきたてねばならないのか、その情熱の根源はわからない。
を取り扱うのスゴイな。好きです👍
なんていうかな、私実は謎を解く系の小説ってそんなに読まなくて(まぁこのブログのラインナップを見たら分かるだろうけど……www)、何故かというと司馬遼太郎のこの主張にちょっと近いんだよなぁ。
殺人事件が起きて、その犯人を捕まえる為に探偵が謎を解く、なら納得いくんだけど、そこまでじゃない謎に「気になる!!!」て執着するタイプのキャラクターのことが、どうにも理解できなくて。いやフィクションなんだからそんなタイプの人がいてもえぇやろと言われたら、ホントそうなんだけど。。。
でもこの『ビブリア古書堂』はそういう違和感を覚えず読めてすごいなぁ……と改めて。多分栞子さんが↑で書いたような首を突っ込むタイプじゃなくて、謎の方から舞い込んできてその手がかりを自分の中で手早く繋いで“分かっちゃう”人だから、なのかもしれない。あとはもう栞子さんが“そういう”人だって分かってる人達が謎を持ち込んでしまう、っていうwww
……にしてもそんな鋭い洞察力の栞子さん、大輔が晶穂と付き合ってたことには気が付かないっていうね……www いや絶対そのあたりは鈍いって思ってました、えぇ。思ってましたとも( ̄▽ ̄)
大輔やっぱ好感持てるんだよなぁ。晶穂と出かけた時に門限破ることになっちゃって、その時ちゃんと送っておじいさん(ホントはお父さんだったんだけどwww)にしっかり頭下げて。それが多分晶穂のお父さんにもお姉さんにもいい意味で印象に残ってたんじゃないかな。
それに、大輔と晶穂のささやかな青春の物語は結構好きでした。よくある自然消滅になりそうなのを、きちんと区切りをつけた大輔はいいなと思ったし、何年か越しに会ってお別れする今回も「好きだった」とハッキリ口にするのも良かった。
ここで、もっと深く踏み込まないとその人との縁は切れてしまうかもしれない、って学びがあったのもよくできてはるわぁ~と(笑)。
あと「ここから栞子さん呼びです」ってちゃんと一言断りを入れてくれる大輔が律義で笑ったwww
そしてまさか章をまたいで伏線回収してくるとは!!!www これはこれからもっと油断できなくなるぞぉ……‼︎‼︎
にしても『完本蔦葛木曽桟』は面白そうだなと思った(。-_-。) いつか読んでみたい✨(途中でリタイヤするかもだけど!www)
それとお父さんから晶穂さんへ、不器用ながら思いが伝わるのが良かったな〜。……いや不倫してるのは良くないし親族がそれで生まれた子どもに罪はないのにおかしいんだけどな。そこは一旦書いておくぞ。
とはいえお姉さんも晶穂さんのこと想ってくれてたみたいで良かった。例えば栞子・文香姉妹みたいにハグで挨拶💕 ……は絶対ないだろうけどww、まぁ、彼女達なりの姉妹の形を作っていけたらなと。
ちなみに私はコレ、初めて読んだ時大輔同様栞子さんが具合悪いの全っっっっっ然気が付いてませんでした(土下座)。
第三話 足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)
この話、3巻収録だと記憶違いしてたので2巻でビックリ。かなり早い段階で栞子さん、そのお母さんに踏み込んだんだな。。。
初めて読んだ当時、マンガにも触れるんだってそこも面白かった思い出。しかも藤子不二雄はさすがに知っているので……‼︎‼︎(笑) よりテンション上がったよね👍
でも、そこに眠る後ろ暗い話にはゾクッとさせられた………………………………………………。
正直須崎は真相を知らなくて良かったんじゃないかな。。。お父さんと仲良かったワケだし、そんなお父さんを亡くしたばかりの人にこの事実を伝えるのはあまりにも酷だと思った。
そして明らかになった栞子さんのお母さんの“怪物性”。
栞子さんにゾクッとさせられることも何度かあったけど、お母さんはそれをさらに上回りますね……。
だからこそ栞子さんなりにお母さんを反面教師にしてきたんだろうし、でも自分が見た目だけでなく中身も似ている自覚があるってのがこれまたツラ過ぎる…………………………。そうなりたくないのに本能は抗えない、みたいな。
だからこその「私は一生結婚しない」発言が本当に重いよぉ。。。_:(´ཀ`) ∠):
決して大輔を拒絶する意味で言ってはいないんだろうけど(大輔の気持ちに絶対気付いていないので(真顔))、この肩を抱こうとした大輔にたたみかけるようなタイミングでこのセリフが飛び出すの、何だろう、演出としてはめっちゃ好きだなって思った……‼︎‼︎(笑) でも大輔にとっては辛いよなぁ💦💦💦
プロローグ/エピローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)
お母さんが出ていく前に栞子さんに託した本が『クラクラ日記』なの最悪過ぎる(汗)(汗)(汗)
栞子さんが変わった子であっても多感な子にコレはキツイって………………………………………………。
ただ、他に男ができましたってそんな単純な意味を込めるのは、今のところ違和感かな〜と。何となくそんな分かりやすいことやらない人な気がするんだよな、栞子さんの人となり、そして彼女から聞いたお母さんの人となりを考えると。……絶対男にのぼせ上がるタイプでもなさそうだし……🤔
そしたら栞子さんも同じように思ったのか他に彼女からの直接的なメッセージがあったんじゃないかと、売ってしまったその本を取り戻すべく古本の『クラクラ日記』を買っては調べ買っては調べをくり返していたという。は、果てしない作業だ……!!! でもそんな途方もない古書探しに取り組めるくらい、彼女にとっては大事なことなんだよな。
大輔と栞子さんとで交互にコーヒー飲んでるの何かドキドキしたわ!!!www
栞子さんは絶対そこまで考えてないと思うんだけどね〜……😅 でもそれなりに心許してないとできないと思うんだよな、こういうこと。大輔も意識はしているものの「この人にそのような意図はない」とも理解していて「君こそが栞子さんとお似合いだよ……」と肩に手をポンと置きたい気分(笑)。
ちなみに私的に1番うれしいのはカレーみんなで食べること☺️ 3人でワイワイ食べようよ(笑)。あとこの3人がそろうとどんな話になるのかも気になる……www
そして無事栞子さんの本心を解き明かし(何気に大輔が栞子さんの弟子みたいになってきているよね)デートの約束を取り付けたワケだけど、やっぱり栞子さんにその気はなく(笑)。でもそれでもいいやってなれる大輔とこの栞子さんの組み合わせ、やっぱ好きだなぁ〜……‼︎‼︎
そんなワケで、今回も楽しく読ませていただきました!
改めて古書にまつわる謎だったりそれを解くプロセス、明らかになる真相に強く惹きつけられつつ、でもそれ以外の人間同士の何気ないやり取りだったりつながりが好きだなぁと改めて思いました。
次回も一応以前読んではいるんだけど、全然思い出せていないから初見かなぐらい楽しみ……‼︎‼︎www
余談。
栞子さん、胸はもっとガードしよう!?!? 文ちゃん教えてあげて!?!?!?(※妹)


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