193.『ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~』(三上延/メディアワークス文庫)

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鞭展開度:★★★☆☆
心を紐解く:★★★★☆
“彼女”の影:★★★☆☆

【あらすじ】
 鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連の賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。
 人々は懐かしい本に想いを込める。それらは予期せぬ人と人の絆を表出させることも。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読みとっていく。
 彼女と無骨な青年店員が、その妙なる絆を目の当たりにしたとき思うのは? 絆はとても近いところにもあるのかもしれない──。
 これは“古書と絆”の物語。

とうとう持っている中で最後の巻まで追いつきました(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

今回も古書にまつわる謎に惹き込まれつつ、いつメン(笑)から新たな登場人物に思いを馳せつつ、時折ぞくりとさせられつつ、読み返して参りました。

そして改めて、これは続きを読みたい、最新刊まで追いつきたい……‼︎‼︎ と心から思ったのでした☺️

 

↓以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

第一話 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫)

古書店による競り市場!!!! ひゃっほい!!!!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

……というワケでテンション上がって読んでおりました(笑)、競りっていうと豊洲が浮かぶけどこちらは古本屋らしく静かにスッとやるのが古本屋の競りだった……(笑)。それもまたいいですね☺️

この章については競りのことと何か本を盗まれたこと、その疑いが栞子さんにかかっちゃうこと、そしてその嫌疑の理由のひとつに大輔が栞子さん庇って睨んでたからってのもあるってことだけは覚えてました……妙なとこだけ思い出すもんだwww

 

そして読み返してて、あぁいたなぁ、蓮杖さん!!! ……という(笑)

多分栞子さんが「蓮杖さん」と名前呼びなのは蓮杖さんの親とも交流があるからだろうなぁ。みんな滝野だからそりゃあ親しいとかじゃなく自動的に名前呼びにもなるだろうなと。

蓮杖さん、私としてはかなり好感の持てる人物でした。……って言うと「女性人気高そうなキャラクターだからなぁ」とか思われそう……www 友好的でサバサバしてる感じが私としては読んでて心地良かったんですよね( ̄▽ ̄)

そして大輔のおばあちゃんは「本好きは本好きを好きになる」と言ってたけど、栞子さんと蓮杖さんを見る感じ本の趣味が合ってないとそうもいかなそう……www にしても2巻で履修した『時計じかけのオレンジ』が出てきてテンション上がっちゃいました✨

 

ヒトリさんについては、もちろん「感じ悪い爺さんだなぁ」とは思うもののww、これまで出てきた登場人物も第一印象こそギョッとしたもののその後好きになる、ということはよくあったので、割と落ち着いてこの人のことも読めたと思います。……ただ、私も実際に接するなら栞子さん同様ビクビクすること間違いなし……www でも栞子さんはヒトリ書房には行くんだよね!? 私が新しい本派だから実感湧かないのかもしれないけどそんな苦手な人のいる店には行けないかな!?!?www

結果として、好きになるまでには至らなかったものの嫌いになるということもなく、ずっと智恵子さんの存在に怯えているというのでこれまでの栞子さんへの横暴さも腑に落ちたな、という感じでした。そんでそんな女から定期的に連絡来るのも恐怖だろうなと……( ̄▽ ̄;)

 

あとは『たんぽぽ娘』を盗んだのが栞子さんだと決めつけるヒトリさんに大輔が「この人が盗むならもっと目ぼしいものを根こそぎ盗む筈だ‼︎‼︎」て断言するの死ぬほど笑ったwwww ヒトリさんもそれで納得するというwwwww

栞子さんが別にそれで怒ってないのもいいし大輔が栞子さんのこと相当好きだけどちゃんと彼女の恐ろしい部分も分かっているのもいいですよねー( ̄▽ ̄)

 

『たんぽぽ娘』については、話をこの作品の中で聞いた限りだと私の好みではないなぁ……😅 というのが正直な感想です。

女の子は栞子さんも言っていたようにかわいいなと思ったのですが、その相手がオジサンでしかも奥さんがいるっていうのが……うん……(小声)。相手が奥さんのいない、女の子と年の近い若者だったらこの恋にキュンとできたんだけどなぁ……😑

栞子さんは女の子の秘密をネタバレしなかったけれど、多分そのオジサンの子孫か何かに当たるんじゃないかな、というのが素人ながらの予想です( ̄▽ ̄) 大輔がちゃんとそれを買ってがんばって最後まで読んでいるのがいいですね。

あと、作中の女の子がかわいいって言ったけど、正確にはそれを酔ってなぞらえる栞子さんはもっとかわいいなって思いました(笑)。大輔も言っていたようにかわいい酔い方だと思います。

 

そして今回は、まさかの名前すら出てこなかったビブリア古書堂のお客さんが犯人という展開。う〜んコレはまた面白い‼︎‼︎

大輔の「この男が取り戻したかったものは、たぶん本の形をしていない」って言い方がこれまた粋で好きです。

 

そしてラストはヒトリさんから見せられたクリスマスカードにゾッ………………………………………………。

この作品「人が死なないミステリ」とか謳われてるけど怖くないとは一言も言ってないんだよなと改めて思い知りました_:(´ཀ`」 ∠):

 

 

第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』

出たーーーーーチェブラーシカ‼︎‼︎‼︎www

これはさすがに覚えてました(笑)。それでいて、今まで章タイトルが作家名、作品名、文庫名だったのにここでその法則を裏切ってくるのがこれまたたまりません(。-_-。)

 

そうそう、しのぶさん妊娠したんだよね。まずは無事に産まれますように……✨(この先本当に知らないからまずはお祈りをば)

しのぶさんのご両親が彼女を愛していることが分かったのは良かったけれど、お母さん、「バカ」ばっかり言うのはホントやめてね……_:(´ཀ`」 ∠): めっちゃ胎教にも今後の教育にも悪そうだし愛していれば何言ってもいいワケじゃやいからホント😭

大輔の「口を開くたびに娘を悪く言わないと気が済まないのか」にめっちゃうんうんうなずいてた。。。( ̄▽ ̄)

 

彼らなりの和解ができそうではあるけれど、親に愛がないワケじゃなくても子どもが家の中に居場所がないってこともあるんだな。。。と、何かしんみりしちゃいました。でもしのぶさんなら、その分絶対に子どもに愛情を注いでいける。

「今度はあたしが、誰かを迎え入れなきゃいけない。だって、あたしはもう寂しい子供じゃないから。大人になって、少しは強くもなったから……今からうちに来ようとしてる子供を、絶対に締め出したりしない。苦労する方が、ずっといい」

しのぶさんのこの言葉がすごく好きでした。本当に、素敵な女性だ。

 

オマケ的な感想としましては、

〇そんなしのぶさんも文香もめっちゃコミュ強でスゴイなって思う……www あと、こういう年齢や立場を超えた友情って憧れる(。-_-。)

◯大輔が真剣にチェブラーシカのアニメ観てるの良かったし「似合わない」って言ってたお母さんもいつの間にか真剣に観てて笑ったwww そうそう、子ども向けのって案外大人になってから観ても面白いんだよね〜……私も最近ディズニーのピーター・パン観て意外とブラックでゾッとしてたしでも最後には感動できたしでめっちゃ親近感湧きました(笑)。

 

 

第三話 宮沢賢治『春と修羅』(關根書店)

にしても『時計じかけのオレンジ』といい宮沢賢治作品といい、作者の思惑の外からあれこれ作品をイジられるの、当人達からしたらいい気持ちじゃないよなって、改めて思った。。。

 

この話は昴君が愛おしい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 今後も出てきてくれるといいなー(。-_-。)

無愛想な感じみたいだけど、行動に他者への気遣いが感じられてめっちゃ好感度高かったです。

何か喋り口調も好きだったんだよなぁ。おじいちゃんと本で通じ合っていたってエピソードがめっちゃ好きです(。-_-。) 「スブタってスしか合ってないし」はホントその通り。。。😅

 

そんな昴君から栞子さんが言質を取る過程でちゃんとゾッとしてる大輔がいい。こういう、恋愛感情はあるけど盲目になってはいない感じやっぱ好きなんだよなー( ̄▽ ̄)

 

あとは「テナルデイ軍曹に気を付けろ」って忠告の意味が分かった時にゾッとしたけれど、そもそも忠告の仕方がオシャレ過ぎる……と感動しておりましたwww そして私はレミゼミュージカルを2回も観ていたにもかかわらず気付かないという……www

 

昴君に対する好感度も高くなったけど彼のお母さんのことも嫌いにはなれなかったなぁ。

聡子さんの話だけ聞いてると、私も本は好きなので「本よりもお金なのかぁ」と嫌な気持ちになったけど、いざお母さんから話聞いてみると大輔も言っていたように苦労してきてるのが伝わってきて何と言うのかな、責める気持ちは消えました。旦那の方はどうしようもねぇけど、昴君の方はいい子に育っているのでこのお母さんの教育の賜物なんじゃないかなと。

 

そんで逆に聡子さんへの好感度はやや下がりましたね……www

その『春と修羅』が誰に相応しいかを決めるのはお前じゃねぇんだよと。

そんな聡子さんにきちんと落としどころを見つけ提案(脅迫?ww)する栞子さん、やっぱり智恵子さんとは違うと思うよ。

 

 

プロローグ・エピローグ 『王さまのみみはロバのみみ』(ポプラ社)

これがただの日記ではないことを本編読みながらじわじわ思い出していました。……文ちゃん……‼︎‼︎(汗)

よりにもよって1番怖い人がいる穴に向かって叫んどるがな_:(´ཀ`」 ∠):

 

大輔は完全に文香が智恵子さんと繋がってることに気付いてるな、という感じですね。

栞子さん自分が冷静になれない領域のことになると途端に弱くなるのでそのあたり第三者視点でありつつ栞子さんの推理力に影響を受けてる大輔が上手く補ってるな、と思いました。それでいて文香のことを無闇に暴いたりもしない。ビブリア古書堂で彼なりのポジションが確立されてるなと思いました。煮込みハンバーグもたくさん食べてくれるし(笑)。

 

にしても智恵子さん、こんなに穴に向かって叫んでる文ちゃんにもマジで一言の返信もないんだな……。最低の親とまではまだ言い切れないけど(クラクラ日記の通りだったらそう呼ばせてもらう(真顔))、ずっと薄気味悪さだけが漂ってるんだよな、智恵子さん……。

でもヒトリさんには連絡入れてるんだよね? え、自分を怖がる人ばっかり構いたくなるドSですか?←

 

あと文ちゃんは大輔への評価が容赦なくてめっちゃ好きですwww 容赦ないけど合っているという( ̄▽ ̄)

 

これから、栞子さんと大輔の関係はどうなっていくのか。智恵子さんの真意は見えてくるのか。 4巻以降ガチの未読なのでそのあたりにもドキドキしつつコツコツ読んでいこうと思います。では!

 

余談。
女性メインキャラの言動が色仕掛けだと言われてしまう展開で「あぁ〜……」と納得してしまったのさすがに初めてだわwww

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