197.『傷モノの花嫁4』(友麻碧/講談社タイガ)

講談社タイガ

鞭展開度:★★★★☆
英雄の妻として:★★★★★
目覚める才:★★★★☆

【あらすじ】
大妖怪ぬらりひょんが出現した。正体は――夜行の母・朱鷺子。陰陽寮が総力を挙げて討伐に乗り出すも、ぬらりひょんは隊士を翻弄し、浅草は大混乱に陥る。英雄として母を斬る覚悟を固める夜行だが、それには大きな代償が待ち受けていた。一方、武井に攫われた菜々緒には大妖怪・天狗の魔の手が迫る。引き裂かれた夜行と菜々緒は、運命を乗り越えられるのか。五行結界動乱編、決着!

……あまりに続きが気になって……発売日に届いたのをその日の内に読み終わってしまった……‼︎‼︎www

怒涛のバトル展開と友麻先生の作品らしい「愛する男に心を尽くす少女」の強さにグイグイ惹き込まれました。

 

以外ネタバレあり↓

 

 

 

 

 

武井の過去/現在が辛過ぎる。

そうなんです、前回伏せていましたが武井の今までの悪事はすべて天狗の花嫁にされた妹を取り戻す為のものだったんですよね。これを『傷モノの花嫁』(コミック)公式Xから察していたので、小説で読んでて悪印象になれなかったんです。あと、悪事を働いているのに根底にまともさが滲んでいるのが武井目線でよく分かるというか……。

でも、菜々緒を蛍流の身代わりにと差し出したけれどもう遅かった。

天狗の残忍さがよく表れててこれは震えました。読者としては人外に人間にはない怖さを求めるのでそういった意味ではめっちゃテンション上がるんですが、これは武井の気持ちを思うと辛過ぎる………………………………………………。

 

そうして分かる彼の生い立ちにまた「あぁ……」となる。

やり切れないって言うんですかね。武井が蛍流を天狗に渡してしまうのを誰が責められようか。信用できる人間なんて、蛍流以外にいなかった彼に。そんな武井に「何故陰陽寮に助けを求めなかったのか」と問うのはあまりにもむご過ぎる。

そして改めて思い知る、菜々緒の見てきた地獄は“ありふれた地獄”だったのだと。

 

これ、「だから菜々緒の受けてきた傷は大したことじゃない、他にも経験してる人はいっぱいいるんだ」ってことではもちろんありません。

“地獄”と言っている以上、あってはならないものなのです。

そしてそれが“ある”だけでも異常なのに、常態化までしている。それほどまでにこの世界やそのシステムは歪んでいる。「現実は厳しい」なんて綺麗事で済ませていいことじゃない、何としても正さなくてはならない歪みだと思っています。

 

そんな中で発される菜々緒の「蛍流はもう1人の私」という言葉がすごくいいんですよね。

同じ“ありふれた地獄”の中にいた。自分もいつ蛍流のような末路を辿ってもおかしくはなかった。

武井に対して何もかも許せているわけではない。それでも、この兄妹のことを胸に留めていたい気持ち。

友麻先生の作品、こういうところが好きだなぁ……と改めて思わずにはいられません。お綺麗にラッピングしないで、でも、確かに胸に残る誠実な何か。

 

それでいて、武井は天狗に追われた時菜々緒を守る為の選択をするのですが、その突き動かすものが恋情ではないのがこれまたいいんですよね。……うん、だから夜行、そんな殺気立たんでな……www

自分は菜々緒を、蛍流と同じ目に遭わせようとしていたのかと。

そう我に返れるほどに“人間”なのが、また物悲しいというか……。でも、だからこそ蛍流を喪ってなお足掻いていられたというか。

武井もまた、心に留めずにはいられないキャラクターになりました。彼の今後を、是非とも見守っていきたい。

 

……ちなみに武井は「女性キラー」みたいに言われてしまってますが、個人的には女性キラーは女性キラーでも恋情じゃない面での女性キラーだと思っています(笑)。

菜々緒、卑弥子様、しのぶに朱鷺子(この2人も何だかんだで武井に丸め込まれるぐらいには頼りにしていた)。どれも恋情ではないので。そういう女性キラーなら、むしろ誠実でいいのではないでしょうか?(笑)

 

だがしかし我らが翠天宮沙羅様がそれを許すかな?(暗黒微笑)

よりによって翠天宮沙羅率いる五番隊に入ることになってしまった武井。彼の運命や如何に!?!?www

卑弥子様の「あなたを法で殺してあげられるほどの余裕は、この皇國には無いの」にゾクッとしましたし、死罪よりも沙羅様の隊に入れられることの方が、何ならいい罰や償いになる気がする……🤔 もちろんこれは本人が罰を認め心から反省できているからこそです。がんばれ、武井(武流よりも武井呼びでもう定着してしまっている……(笑))。

 

にしても沙羅様、武井に死ね死ね言ってるところも素敵だった……そんな一面もあったなんて……💕(※盲目)

そんでそりゃ沙羅様からしたら霊力激重キックで頭やられて殺されかけたんだから嫌いになるし死ね死ね言いたくもなるよなと……( ̄▽ ̄;) 多分そのキック一般人が受けたら首吹っ飛んでます(真顔)。

それでいて、そんな同情のカケラもない沙羅様だからこそ武井を預けるのに相応しいと卑弥子様達上の方々は判断したんじゃないでしょうか。……妹と最期の言葉を交わせて泣いている武井を「いつまでもウジウジするな」と遠慮容赦なくブン殴る御仁ですからね……(遠い目)。

沙羅様に“憑依”の力があることは知っていたけれど、その力が見れたのは沙羅様推しとしてはうれしかったです✨

 

……ただ、これで降霊できたってことは本当に蛍流が死んだってことなんだよね……まだ生きてる可能性に賭けてはいたんだけど……。

「まるで死者とは思えないほどの強い、強い意志」と菜々緒目線でも書かれていたので、ちょっとまだ本当は生きているんじゃないかとか考えてしまっている自分はいます。ほんの少し、残しておきます。

 

にしても、沙羅様の隊に武井が入ったら沙羅様はどんな感じになるんだろう……www

めちゃくちゃ口悪くなってたけど、隊士達の高嶺の花なんだろう沙羅様が彼らの前でも武井にあの感じになるのか気になります(さすがに蓮太郎さんの前ではやらなさそうだけど、卑弥子様の前であの荒々しさだったからなぁ……www)。あの死ね死ねが飛び出すんだとしたら隊士達はそれに100年の恋も冷めるのか……それとも私みたいに「あっそんな沙羅様も素敵です……💕」になるのか、実はもうそういう荒っぽい一面もご存知の上でお慕いしているのか……🤔

このあたりも、今後を楽しみにしていきたいと思います(`・ω・´)

 

ちなみに3巻感想で「沙羅様この人とくっつくのでは?」と予想していたのは、実はこの武井だったりします。……うん、こんなこと書いたら沙羅様に殺されるね‼︎www

沙羅様は蓮太郎さんのことが大好きなのでもちろんそれは応援しているんですが、憧れが多分に含まれた恋が成就することって創作であってもなかなかない印象があるし、こんだけ武井に噛みつけるのならこっちの方が上手くいくのでは? なんて気もします。……あくまで私が読んできた作品を総合するとなんですが(笑)。あと、沙羅様「自分より強い男性じゃないと結婚しない」って言ってたけど、武井って沙羅様より強い説あるからね( ̄▽ ̄)

このあたりは友麻先生のみぞ知るですね(笑)、どんな結果になるにせよ、描かないにせよ、ゆったり待ちたいと思います☺️ 書かないなら書かないで仕方ない、だってこの作品の主人公は菜々緒と夜行なのだから( ̄▽ ̄)

 

あと、今回初めて蓮太郎さんと噛姫のやり取りをちゃんと見れたような気がします。良好な関係って感じで、こちらもいいですね。

噛姫が蓮太郎大好き……なのはもう見ての通りで(笑)、蓮太郎の方はワンコを可愛がってる感覚なのかなと思いました。微笑ましい。

 

 

さて、ではそろそろもう1つの戦いについて。そう、ぬらりひょん戦です。

とうとう三馬鹿集結で、それがまた面白かった〜……‼︎‼︎ いいですね、こういう野郎3人の絆が見えるのも(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

 

特に今回ようやく具体的にいろいろ分かってきた零時。……うん、前回ちょびっとの登場の時点で思ってたけどこれはマジで結婚したらアカン男(笑)。娶るにしても妹ちゃんみたいにギャンブルカスの彼を全力で蹴り飛ばせるお嫁さんをオススメします( ̄▽ ̄)

何だろうな、結婚したらアカンのはそうなんだけど、でも妙〜に愛嬌があって憎めないのも確か。……ハッ、コレがダメンズへの入り口……⁉︎⁉︎www

でも、今のところ誑かしてる相手が男の一成ぐらいなんで(あと親父とおじさん達……?ww)まだマシなような気さえしています。これで女に行ってたら本当に終わってた(真顔)。

それでいて俗世離れした風情があるというか(いやギャンブル狂いは超俗世なんだけどさ……www)、先祖返りでいろいろ妖怪の要素もらってるからってのはありそうですね。それによって身分差や男女差といった境界が曖昧になりやすいって書いてありましたし。いや〜和風ファンタジー好きとしては滾りますなぁ(。-_-。)

今月末に出る傷モノの花嫁スピンオフマンガ『私が予言の子を産むまで 〜澪の結婚〜』も買う気満々でいたので今回零時のことをいろいろ知れて澪編が更に楽しみになりました✨ ……にしても傷モノの花嫁だと当たり前だけど澪全然出てこないな〜と思ってたら、零時から「俺のギャンブルくらいじゃ落ち着いてる」みたいなことが語られたので彼女なりに強くなったんだろうなぁ……と思いますwww そんで男どもは何で澪編のピリピリから(※1話は試し読みしてます)今こうなったんだwwwww

 

あとは夜一郎さんの腕スパッと切り落としちゃうのがね!!!!!!www

夜一郎さんが片腕失うらしいことは知っていたのですが零時お前がやってたんかいwwww(※そうしないと助からないからやったんだけど) しかもあっさりwwwww

でも、逆に変に周りに覚悟決めさせるよう促すよりも躊躇なくベストの選択を選んでくれた方が、切り落とされる側としては助かる気もする……( ̄▽ ̄;) 腕切り落とさなくちゃいけないようなシーンでこんな「でえぇぇぇぇ!?!?!?」て湿っぽい空気吹き飛ばすこと、創作であってもほぼ見たことないですよwww

あと、零時の実力なら本当にスパッと一閃できれいに切り落としてくれそうだから、まだ余計な痛みがなかったんじゃないかなという気も。

 

ただまぁ鷹夜はそりゃね……気絶もするよね……(遠い目)。

彼、非戦闘員ですからね。それが目の前でお父さんの腕がズバッと。私も同じことされたら余裕で気絶するか吐くかすると思います😅

 

 

さて、三馬鹿の共闘はあまりにも頼もしく、けれどぬらりひょんを完全に討つには至らない。……というか夜行が本当に何度もぬらりひょんの首を落としてて、母を斬ることそのものにはもう躊躇がないの本当に英雄としての覚悟決まってるんだなって思い知らされた……😭

一成も当たり前のように寿命を奉納してて震える。みんな個性豊かで愉快な仲間達だけど、本当に1人1人皇國を守る為に当たり前に命を懸けられる人達なんだなぁ。。。一成、長生きしてくれよ……_:(´ཀ`」 ∠):

和風ファンタジー好きとしては一成の“守り”の術が格好良くてテンション上がりました✨

 

今回、本当にいろんな人の覚悟を目にしたなぁって思います。

朱鷺子と共に死のうとした鷹夜(非戦闘員なのにこの覚悟と責任感は本当にすごい……)。夜一郎さんも夫として朱鷺子と共に銃弾に晒される(彼の場合夫としての覚悟でもあって)。そしてそんな彼と朱鷺子とを撃ち抜き、“断末魔の呪い”を受ける蓮太郎。

 

そうなんです、ここで明かされる大妖怪の討伐がこれほど困難な理由。……ただ強いってだけじゃなかったんだな……。

そして改めてこの作品の練りに練られた和風ファンタジー設定に興奮せずにはいられない。そうそう、私は女性向け作品でこういうこねこねされたファンタジー設定が見たかったんよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 何か女性向けだとそういうのウケないとか言われるらしいんだけど私は!!!! 女性向けでのハイファンタジーを求めてるよ!!!!!(ここぞとばかりに大声で)

 

それから夜一郎と朱鷺子のなりそめも本当に良かった。

……ぶっちゃけゴリゴリの政略結婚だと思ってたんだよね……www 絶対価値観違うじゃんって。

そしたら、まぁ御上からの命令ではあったもののそれより前から面識のある2人で、ちゃんと夫婦としての絆があったんだなってよく分かった。若かりし頃の2人のやり取りが眩くてさぁ……✨😭✨

鷹夜が産まれた時はあんなに幸せだったのに、こんなに家族関係が歪むなんて誰が思おうか。

そして夜行の後にも子どもがいるワケもよく分かった。正直夫婦仲がいいから子だくさん(あの時代観にしてはまだ少ない方かもしれないけど)だったんだなと。

でも妹達にも朱鷺子は興味を向けず。。。小夜子さんの「嫌い」という言葉が重くのしかかるよね。もちろん「嫌いだからもういい」なんて、言葉通りの意味ではなく。末っ子の夜桜ちゃんがどう思ってたのかも聞きたいところですね。

 

 

本題に戻りまして、そして明かされる菜々緒の才。さらにそこから結びつく額の【×】印の意味。

……いやもうこれも震えたよね!!!!!! 妖怪につけられた傷ではなくそこに妖怪を封印していたなんて誰が思おうか。しかも菜々緒の才は「封印」ではなく「大封印」。本来は一部のみの封印になるらしいんだけど……一部だけ封印するってどんな感じなんだろ、それはそれで気になるのでいつか封印の才のある方レクチャーお願いします……🙏

更に妖怪にとって殺されることより封印の方が屈辱的で恐怖に値するものというのがこれまた面白い。本当に楽しい。和風ファンタジー好きの魂が震えております。

 

……にしても、菜々緒の中に“何か”がいるってことでもあるんだよね……それもまた怖い……_:(´ཀ`」 ∠):

てっきり天狗達に会えば何か分かると思ってたけど、それもあんまり分からず仕舞い。あのあたりの時点では封印してるなんて知らなかったもんだから「菜々緒に傷をつけたのは外法か?」と思っていましたが、違うワケだし。でもその外法は菜々緒の傷から何か覚えがあるものを感じていたし。

いや妖怪による傷じゃないとも知らずに傷モノ傷モノと虐待してきた白蓮寺マジ何なんだよ💢💢💢💢💢 と怒りが湧くには湧きますが、妖蟲にすら気付けないポンコツ陰湿白蓮寺ではない夜行や翠天宮先生、他の隊長格の皆様も気付いていなかったのでそこは良しとしましょう。……村八分がいいワケじゃねぇからな💢💢💢💢💢

 

斯くして陰陽寮や陰陽家の皆々様、そして菜々緒の手によってぬらりひょんの封印は果たされるワケですが、……やっぱこの「主人公には特別で偉大な力があるものの他の人達の尽力努力あってこそみんなで成し遂げられた」構図好きだわ〜〜〜〜〜!!!!!!(笑)

他の友麻作品でもそれ浴びれて更に好きになったの覚えてます。ネタバレになるのでどの作品かは伏せておきましょうかwww

 

しかもその“みんな”の中に朱鷺子も含まれるという。

「朱鷺子はぬらりひょんの血を濃く受け継いでいるから本能的に椿鬼である夜行を嫌悪する」というのがあまりに衝撃的で、でもやっと本当の意味で納得できて、友麻作品噛み締めてる感じがします(笑)。

そんな朱鷺子が夜行と血縁の繋がりを断ち切ったこと、悲しいけれどこれが彼女なりの愛なのだと思いました。……すごいな、何もかもハッピーエンドとはまったく言えない。なのにこんなにもストンと腑に落ちて何か憑き物が落ちたかのよう。

 

そして朱鷺子が夜行のことを自分の息子として覚えていないというのは悲しかったけれど、でもこの結末こそが平和に穏やかに愛し合える適切な距離だったんじゃないか、とも思うのです。

もちろん紅椿家のみんなそれぞれに空虚な思いや悲しみはある。それでも、あんなにも取り返せないところまで落ちてしまったこの家族が、“ベスト”の結末を掴み取れたんじゃないでしょうか。

何より、夜行がずっと望んでいたささやかな願いがようやく叶えられた。そのことをうれしく思うのです。

 

あと今回の作戦のMVPどう考えても黒条夏彦なのでみんなもっと労ってくださいwwwwww

 

 

それからとうとう式を挙げられた2人。

正直こういう作品(夫婦から始まる関係のやつ)って最終巻で結婚式って感じなのかなって勝手に思い込んでいたんですが、そんなことなかったですねwww ……だってまだまだ試練があるんだもの……!!!

紅椿家が家族として式に参列できなかったのは寂しかったものの、朱鷺子含め笑顔で参列できたことに幸せを感じました。もちろん朱鷺子が出なければ夜一郎さん鷹夜は家族として出れたんでしょうけど、朱鷺子も出てくれることを夜行もきっと望んでいたワケで。

それから初夜なのですが、この部分がサラッとめなのも個人的には好きでした。それにさっきも書いた通り、この夫婦はこれからが本番みたいですからね……!!! あくまでこれは幸せの1ページであり、ここでめでたしめでたしにするのは確かに違う。でも多分マンガだともうちょっと甘く描いてると思う(笑)。それはそれで素敵に描かれてること間違いありません。いつか見たい。←

 

あと、個人的には式や初夜も良かったけれど夜行の誕生日を祝うところがめっちゃ多幸感あった……!!!✨

洋食にチャレンジする菜々緒ちゃんのなんと健気なこと✨😭✨ もちろんいつも作り慣れてる料理はおいしいけれど、夜行の為に慣れない料理にチャレンジするというのがまた愛しいし、そんな初々しい料理を食べられること自体が何だろうね、普段作り慣れてる料理を食べるのとはまた違った特別感があるよね(。-_-。)

夜行がまた心底うれしそうに、美味そうに食べているのがいいんですよね。この菜々緒に対してまっすぐというか、何ならあどけないというか。夜行は決して菜々緒を自分を愛してくれなかった母代わりにしているワケではないけれども、菜々緒は確かに夜行から朱鷺子という依存先を切り離して、その分自分が夜行を幸せにするんだという気概に満ちている。それが今こういう夜行を作り上げているんだと思います。

 

けれどもちろん苦難はこれからも。

紅椿家の序列が動くようですね……そりゃそうですよね、これだけ大勢の命を危険に晒す行為をしてしまったんですから。1巻で白蓮寺家全体が罰を受けてホッとしてたら今度は紅椿家も同じ目に遭うこの構図に恐ろしくも惹かれてしまいますね。。。果たしてどれほど落とされるのか。間違いなく陰陽五家からは落とされそう。

でも、夜行はまたひとつ重いものを下ろせたし、菜々緒はどんどんたくましくなってくしで、これからの展開が「怖い」というよりも「楽しみ」という気持ちの方が断然強いです。

 

個人的に菜々緒は今回武井と一緒に天狗から逃げた後のたくましい姿も好きで……!!!

いや、何て言うんだろう、泣いたりもしていたんだけど、「生きねば」という意志に突き動かされ泥まみれになっても足掻く様にとても惹かれました。その状況は白蓮寺にいた頃を思い出させ、あの頃の経験が今確かに活きていて、でもいつでも死ねるようにと簪を懐に忍ばせていた頃とは違い生気が燃え盛っている。そんな菜々緒が格好良く、また美しいと強く感じました。小説だからこそ、内面の美しさがより迫ってくるんじゃないでしょうか。

山葡萄にかぶりつく描写がたまりません。武井があのまずい汁を啜ったところもグッときました。生きたいという何よりの証じゃないですか。「食べる」ということが胸に迫ってくるのがまた友麻作品らしいとも思いました。いつもの飯テロともまた違う、けれど確かに元気が漲るシーンです。

 

では後は小噺についてもいくつか。

◯菜々緒に対する夜行が様子がおかし過ぎて何かもうかわいいwwwwww

〇香代さんがまた出てきてくれてうれしい✨ 夜行、お前が注意を払うべきは武井ではなく真澄である。。。

〇剣術・呪術・座学すべて主席の沙羅様!!!! さすがです!!!!!✨

◯夜行達がよく吸ってるタバコってそういう効果だったんだ∑(゚Д゚) でも、やっぱり体には良くないらしい……それは心配……😅

◯夜行の天然って対菜々緒だけじゃなかったんかwww

◯蓮太郎さんが零時から返ってこない金のこと「早く返せ。早く返せ」って2回言ってんの笑うwwwwww

〇小夜子さん刀も強いのカッコ良∑(゚Д゚)

◯マリア様、胸倉掴まれるけど逆に相手の頭つかんで持ち上げるはさすがに初めて見る光景なのよwwww 助けたい奴、守りたい奴の為に戦えるって最高だよな。あと頭ぐりぐりは三馬鹿の首がもげる心配(真顔)。

◯一成は情緒不安定……っと(メモメモ

 

 

そんなワケで、今回も楽しく、そして心震わせながら読ませてもらいました第4巻! 今回はハイペースで3,4巻と出してくれたけど、さすがに続きはもっとずっと先かなぁ……‼︎ この作品はマンガが主軸ですからね。

あと、初版限定のカバーイラストが!!!! 榊先生の描かれた隊長(だけでなく菜々緒も!)集結で……本当にありがたい……✨😭✨ 榊先生のイラストで沙羅様が見れたので今とても満たされています😇

これからもたくさんの波乱が待ち受けているだろう『傷モノの花嫁』、続きを楽しみに待っています‼︎

 

余談。
河童を 食うな

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